私ども燐光群はこの秋、渡辺美佐子らを迎えて坂手洋二の作･演出による最新作『サイパンの約束』を上演します。
11月 23日（金･祝）に座・高円寺（東京）で幕をあけ、岡山市立市民文化ホール、AI･HALL（伊丹）、愛知県芸術劇場（名古屋）でも上演いたします。つきましては、本公演を是非ご覧くださいますようお願い申し上げます。
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ええ、私はサイパンを離れずに、ずっと待っていましたよ、あなたを。
だってそうでしょう。日本は戦争に負けたことなんて、一度っきりもないんですから。
太平洋の小さな島、サイパン・テニアンが日本領だった、二十九年間。
その終止符を打ったはずの戦争を、私たちはほんとうに終わらせることができたのだろうか。
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燐光群『サイパンの約束』
作・演出○坂手洋二
12月20日（木）・21（金）愛知県芸術劇場小ホール
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渡辺美佐子
中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和
間宮啓行 円城寺あや 大西孝洋 さとうこうじ
咲田とばこ 樋尾麻衣子 杉山英之 荻野貴継
武山尚史 山村秀勝 和田光沙
＜名古屋＞
12月20日（木）19:00
12月21日（金）14:00
http://rinkogun.com/Saipan_Nagoya.html一般前売￥3,800 ペア前売￥7,000
U-25＆大学生以下￥2,500 高校生以下￥1,500
※ U-25、学割は当日受付にて要証明書提示。
◆燐光群オンラインチケット（一般・ペア前売のみ）
http://rinkogun.com ◆愛知芸術文化センタープレイガイド 052-972-0430
◆名古屋演劇鑑賞会 052-932-3739
◆ご予約・お問合せ
燐光群／（有）グッドフェローズ 03-3426-6294
当日精算予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/lm245pr坂手洋二はこれまで、沖縄の被爆者を描いた家族劇『ピカドン･キジムナー』（演出◯栗山民也 新国立劇場）、高校の映画部とGHQによる民主化を描いた『天皇と接吻』、235名が死亡した日本兵捕虜脱走の前夜を描いた『カウラの班長会議』等において、「戦争と家族／映画」というテーマに取り組んできました。本作では、『いとこ同志』『星の息子』『お召し列車』等、数々の燐光群･坂手洋二の作品に出演してきた名優･渡辺美佐子と劇団とのチームワークを最大限に活かし、そのテーマを深化させます。
現在あまり語られることのない日本占領期の状況、戦時の苛烈さ、明るくたくましく生きる人々の姿を対比させつつ、時間と場所を超えて人と人とがつながることができるということを鮮やかに提示する、坂手洋二の書き下ろし･演出作です。
ご来場を心よりお待ちしております。
