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2010年2月10日

■ローソンチケット運営会社が資金の不正流出

ローソンチケットを運営する株式会社ローソンエンターメディアは、
取締役などが不正に資金を流用し、損害が最大150億円に上る見通しだと発表しました。

これは、コンビニエンスストア大手のローソンが9日に発表したもの。
連結子会社でローソンチケットや「ローチケ.com」を運営する「ローソンエンターメディア(LEM)」の代表取締役専務と経理担当の取締役の2人が、
社内手続を一切経ずに独断で多額の資金を不正に流用していたことが判明したとのこと。

通常、LEMはコンサート等の企画会社からチケットの販売を直接受託していましたが、
一部のチケットについては、2007年11月より、いわゆる仲介会社に該当する株式会社プレジールを通じ、企画会社とやり取りをするようになりました。

プレジール社は、資金が数ヶ月に渡って自社に滞留することを利用して資金を流用。
2008年10月頃より、プレジール社から企画会社への支払が遅延するようになったため、
LEMの専務と経理担当者の2名は社内の正式な決裁を経ず、
プレジール社に肩代わりして企画会社へ直接代金を支払ったということです。

現在判明している被害額は、プレジール社への前払い金46億円、未回収金約8億円、
既にLEMがプレジール社に肩代わりして企画会社へ支払った額約46億円、
今後肩代わりして支払わなければならない金額約50億円の、総額約150億円。
つまり、支払いが困難だと思われるプレジール社の代わりにLEMが企画会社へ支払を肩代わりし、企画会社へ迷惑をかけないように対処するとのこと。

独断で資金を流用した専務と経理担当者は9日付けで辞任。
両名への行為については、民事はもちろん、刑事告訴についても検討していく予定。
社内処分としては、LEMの日比靖浩社長が10日付で辞任、
ローソンの新浪剛史社長は自身の報酬30%をカ月返納。
LEMの新社長には、10日付でLEM取締役 野林徳行が就任します。
なお、今後の業績への影響は精査中ということです。

今後開催予定の興行については予定通りで、チケットもそのまま利用することが可能ということですので、
一般の利用者に関しては大きな影響はなさそうです。


※2010/6/22追記
東京地検特捜部は21日、会社法違反(特別背任)の罪で、
ローソンエンターメディア元専務の山岡武史、
プレジールの歴代社長岩本陽二と竹原章介を起訴しました。
損害額は345億円、回収不能となった実害は約134億円に上るということです。

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「ローソンチケット運営会社が資金の不正流出」奥付

  • Posted : 2010年2月10日 17:31
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