オペラ座の怪人〜The Phantom of the Opera〜  2005.02.26(土)    


〜Cast&Staff〜
原作 ガストン・ルルー
製作・脚本・作曲 アンドリュー・ロイド=ウェバー
監督 ジョエル・シュマッカー
   
ファントム ジェラルド・バトラー
クリスティーヌ エミー・ロッサム
ラウル パトリック・ウィルソン
マダム・ジリー ミランダ・リチャードソン
カルロッタ ミニー・ドライヴァー
フィルマン(支配人) シアラン・ハインズ
アンドレ(支配人) サイモン・カロウ
メグ・ジリー ジェニファー・エリソン




〜感想〜

かなり内容に触れていますので、まだ観ていない方はご注意を!! 映画『オペラ座の怪人』を観ました。

舞台ではないので、観劇日記に書くのはどうかな〜と思ったのだけど
ミュージカル映画なので、いいかな〜と思い、観劇日記に入れてみました。

映画館で映画を観ること自体、本当に久し振り。
今回、初めてTOHOシネマズで観ました。
音も綺麗で、ただちょっと奥行きが狭く、スクリーンにすごく近かったです。
近い為にスクリーンが大きくて、ちょっと観るのが大変でした。
もう少し、スクリーンが小さくてもいいかな〜^^;

そして、映画の前のCMでは…
さすが東宝ということもあり、『レ・ミゼラブル』のCMがありました。
いきなり始まり、楽しむ間もなく終わってしまいました^^;
でも、本当にすごく嬉しい驚きでした(^〇^)


そして、いよいよ始まり…
まず、1919年(モノクロです。)の
オペラ座のオークション会場から始まり、ラウルがオルゴールを競り落とし
シャンデリアの登場!!
そして、シャンデリアの灯りが点くと、いよいよオペラ座がカラーとなり、よみがえります。(1870年代へ)
そして、アンドリューさんのあの曲が響きわたり…
もう、ここまで観ただけで、観た甲斐があったな〜と、つくづく思いました。
かなり、鳥肌ものです!!
映像と一緒にあの曲を聴くことができること自体、すごく幸せで、かなり感動しました(^〇^)


原作も読んでいない私が観たことがある『オペラ座の怪人』は、
劇団四季のミュージカルと映画2〜3本という感じなので
違いと言っても、その比較しかできなく、
映画も細かいところはちゃんと覚えていないので、
自然と四季との比較になってしまいます^^;

映画でできることをしたとアンドリューさんは言っていましたが
確かにちょこちょこっと違うところがありました。

ファントムの隠れ家に行く時の船に乗るまで・・・
四季では、ただ歩いていたけれど、
映画では、馬に乗っていました!! それも白馬!!(白馬というところが、ちょっとツボにはまりました^^)

ラストシーンは・・・
四季では、ファントムが魔法のように消えていなくなってから、メグ・ジリーがマスクを見つけて終わるという感じですが ・・・
映画では、その先のシーンがありました!!
1919年に戻り、ラウルがクリスティーヌのお墓に行くというシーン。
そして、そこには薔薇の花が一輪・・・
かなり、いい感じです!! なるほど〜という感じ♪

後、ちょっと思ったのは・・・、舞台と違うところではないけれど
最初のオークションシーンで、ラウルに比べてマダム・ジリーが若いんじゃないか!!
ラウルよりマダム・ジリーの方が年上だと思うのに
ラウルがかなりの白髪に比べて、マダム・ジリーは結構、若かったかな〜
でも、ラウルがそう見えるのは、クリスティーヌが亡くなったから、その心労なのかな?


クリスティーヌ
綺麗な歌声でした(^〇^)
純粋で夢見る少女というものが出ていて、いい感じでした。
そして、容姿も美しく可愛らしかったです。
私は、今までクリスティーヌの心の動きでわからないところがあったのですが
今回の映画を観て、少しわかったような気がしました。
(少女心と女心の動きという感じかな〜?)

ラウル
ラウルもいい感じの歌声かな〜と思いました。
私の中で、ミュージカルのイメージが強いので
ラウルが長髪だなんて!!と思っていましたが、観ていてラウルだな〜という感じ。
でも、子爵という感じではないけれど…^^;
今まで、ラウルは『全然、役に立っていないな〜』と思っていたのですが^^;
映画では、活躍しています^^
クリスティーヌを守る為に寝ずの番をしていたり(結局、うたた寝をしてしまって、クリスティーヌは部屋を抜け出してし
まいましたが)、ファントムと剣で対決したり、クリスティーヌがさらわれて助けに行く時にファントムの罠にはまり水の
中で格闘したり、頑張っているな〜と見直しました^^;

ファントム
ファントムの歌声は、私にとっては厳しかったです。
観ていて、歌い方なのか声の質なのか、役作りなのか、どれかわからないけれど
軽薄なファントムだな〜という印象。
威厳というものがなく、あまり怖くないというか、恐れる必要はなさそうなファントムでした。
でも、マント捌きは完璧!!


ここからは、多分、役作りではなく映画ならではの話になると思うのですが…
映画のファントムは、すごく人間味あふれていて、人間くさいという感じでした。

私は、ファントムは怪人だと思っていたので、
(人間であっても怪人だと・・・。ちょっと微妙な言い回しですが^^;)
今回の人間のファントムは、寂しかったです。 ファントムは、魔法が使えると思っていたし、
(そんなはずはないのだけど、イメージとして^^;)
人をロープで絞め殺したり、ラウル(人間)と剣で戦って負けたり、して欲しくなかったな〜と・・・。
道具を使わずに魔法や怪力で頑張ろうよ!と、言いたくなってしまうような・・・^^;

でも、ファントムではなくクリスティーヌが主役とした『オペラ座の怪人』という意味では、素晴らしいと思います。
そして、監督は、『フォーン・ブース』のジョエル・シュマッカーさんと知り、またまた納得!!
(以前、『フォーン・ブース』を観たのですが、いい感じでした♪)
あのミュージカルが映像化され、ここまで忠実に、そして映像としての利点を生かしたのは、本当に素晴らしいし、
それは、アンドリューさんとシュマッカーさんだからかな〜と、つくづく思いました。

本当に映像化してくれて、ありがとう!!という感じです。


ちなみに、映画『オペラ座の怪人』関連商品として
ハイライト版と完全版のCDが発売されていて
8月には、DVDも発売されるそうです。
書籍では、パーフェクトガイドも発売されています。
(パーフェクトガイドは、インタビューなども掲載されていて、主要3キャストの普通の姿?(扮装姿ではない姿)の写真 があり、
ファントムとラウルがすごく違っていてびっくり!!クリスティーヌだけは、そのままという感じでした^^)

またまた、DVDを買ってしまうんだろうな〜^^
そして、これを機会に原作を読んでみようかな〜と思っているけれど・・・
翻訳者が違う3冊も出ているので、どれを読もうか、かなり迷っています^^;


後、思うのは・・・
曲をフルオーケストラでしているだけあって、ものすごく素晴らしかったです(^〇^)
これを聴いてしまうと、やっぱり・・・
日本のミュージカルのオーケストラも頑張ってほしいな〜と、思います♪


何はともあれ、やっぱり『オペラ座の怪人』は、素晴らしいな〜という感じ♪




2005.03.15、17、06.01、05 vanilla


映画『オペラ座の怪人』オフィシャルサイト
『オペラ座の怪人』作品紹介byシアターリーグ (関連商品を購入できます♪)



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