2007/4/11

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」  
Vol.242               http://www.moon-light.ne.jp/
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今日はガッツポーズの日。
1974年の今日、ボクシングWBCライト級タイトルマッチで、
挑戦者のガッツ石松がチャンピオンをKOして勝利を収めた際、
喜びを表した姿を、新聞が「ガッツポーズ」と表現。
以来、4/11を「ガッツポーズの日」と呼んでいます。

しかし、「ガッツポーズ」は「ガッツ石松のポーズ」が語源ではなく、
1972年のボーリング雑誌「週刊ガッツボウル」で、
ストライクを取ったときなどにガッツポーズをしよう、と言い出したのが、
元々だと言われています。

新聞が掲載したガッツポーズは、当時流行していたボーリングのポーズを
ボクサーの名前"ガッツ石松"にかけた言葉遊びなのでしょうね。
思えば、今でもこうした駄洒落がスポーツ紙の見出しを飾ることが多く、
今も昔も変わらないんだなぁという感じがしますね。



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            演劇ニュース&コラム
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             今週の舞台・演劇用語
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「エントランス・ホール」(entrance hall)

大きな劇場や映画館には入り口が二つあります。
一つは劇場の建物自体への入り口、もう一つは劇場への入り口です。
複数の劇場や映画館が入っている建物を想像すると解りやすいかと思います。

この入り口と入り口の間、つまりチケットをもぎってもらった後の、
劇場入口の手前を「エントランス・ホール」と言います。
チケットを買い、開場を待つためのウェイティングスペースのことです。
飲食店や書籍店、雑貨屋、花屋etc...と立ち並び、開場までの時間も
有意義に楽しく過ごせるようになっている劇場が多いですよね。

「エントランス(entrance)」は「入り口」を意味する英語ですが、
同じスペルの違う単語の意味として
「夢中にさせる」「うっとりさせる」というものもあり、
単に「入り口」というだけでなく「夢の世界への入り口」という意味も込め、
ちょっとした掛け詞として使われているのかもしれませんね。

次回は「ウィング」という演劇用語をお伝えします!
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・取り上げて欲しい「演劇用語」募集中!



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あとがき

漫画が原作の舞台や映画が目立つ昨今ですが、改編期を迎えたテレビ界では、
日本テレビ系で3作、フジ・テレ朝・TBS系でそれぞれ2作と
今春から漫画原作ドラマが大挙放送開始されます。

中には「めぞん一刻」「ちびまる子ちゃん」のように、
ついにドラマになるのか、という名作のドラマ化もありますが、
私ではタイトルも聞いたこともない漫画の名前も挙がっており、
なんだかちょっと寂しいような気も。

日本で「物語」を生み出すジャンルとしては、
小説が低迷し、漫画が好調という状況が続いているようですし、
有能なクリエイターは、アニメやゲームに流れていると言われていますよね。
その分野では、世界に誇る作品を創出していると思いますし、
それはそれで喜ばしいことだと思いますが、
昔ならば小説家や脚本家を目指したであろう人たちが、
漫画の原作者などになっている現状をみると、
映画や演劇にとっては、先行き不安な感じがしてしまいます。

それでなくとも、漫画は小説や戯曲に比べて部数が出るためお金になりますし
それがドラマや映画になれば、その差はさらに拡大するように思えます。
映画やドラマを制作する企業の方々には、目先のヒットを狙って人気の漫画を
題材にするだけではなく、原作や戯曲を公募するなどして、
作品や人材の育成にも努めることが、
引いては業界の先々のためにもつながることではないでしょうか。
                               kantaro
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