2007/4/25

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」  
Vol.244               http://www.moon-light.ne.jp/
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1934年の今日は、
吉本興業が新橋演舞場で「特選漫才大会」を開催した日です。

現在「まんざい」と言えば、「漫才」と表記する
二人の話術で笑わせる演芸(話芸)を意味しますが、
元々は「萬歳」という日本古来の伝統芸能(歌舞)に由来するものです。

今に通ずる形式の「まんざい」は、関西で「万才」等と表記されていましたが
上記の大会で吉本が本格的に東京進出を図る際、
「漫談」の「漫」の文字に置き換えて「漫才」と表記。
これが普及し、現在に至ると言われています。

漢字の由来だけに、理由は他にも諸説あるようですが、
吉本が「漫才」の名付け親であることは間違いないようです。
今でも吉本がお笑い界のリーダーなのは、
こうした歴史あってのことなのですね。



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        今週の舞台・演劇用語  宝塚歌劇団編
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「清く、正しく、美しく」&「すみれコード」

小泉今日子の歌にも使われた「清く、正しく、美しく」という
有名なフレーズは、宝塚歌劇団の創始者・小林一三のモットーでした。
このモットー「清く、正しく、美しく」は、宝塚歌劇団にも受け継がれ、
今年1月には、小林一三没後50年追悼スペシャル「清く、正しく、美しく」
として、公演も行われています。

そして「清く、正しく、美しく」が違う形で生かされているのが
「すみれコード」と言えるかもしれません。
「すみれコード」は宝塚歌劇団内での自主規制で、
生徒達は、自分たちの本名・年齢などを公言してはなりませんし、
品位に欠けると思われる発言もしてはいけない、というものです。

これは、マスコミの「放送コード」と同じようなものと言えますが、
その内容はより厳しい感じで、法に触れるものがいけないのはもちろん、
性に関することや、私生活を連想させるものも避けられているようです。
また、これは生徒だけの規制ではなく、
舞台でも該当するセリフやシーンを避けて演出が行われます。

例えば、ミュージカル「エリザベート」では、
エリザベートが病に倒れる理由として、
東宝版ではフランス病という性的な病と、オリジナル通りに表現したのに対し
宝塚版ではダイエットの為と置き換えられています。

タカラジェンヌはファンに夢を与えるもの、ということで
こうしたルールが設けられているのでしょうね。
ちなみに、このコードの名前がなぜ「すみれ」なのかというと、
すみれが宝塚市の市花で、宝塚歌劇団のシンボルとなっているからです。
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あとがき

春からの連続ドラマが出揃い、視聴率も発表されました。
1位がTBS「冗談じゃない!」の19.4%、2位フジテレビ系「プロポーズ大作戦」
の19.3%、3位日本テレビ系「バンビ〜ノ!」の16.6%。

このニュースを報じた、昨日の日刊スポーツの見出しは
「各局新ドラマ低調、視聴率20%超えなし」
たしかに、久々にヒット作が生まれた1月からの連ドラに比べ、
話題的にも小粒な感じのする今クールの連ドラですが、
視聴率が20%を超えないからといって「低調」と言ってしまうのは、
やや乱暴な感じがしてしまいます。

視聴率が20%を超えてヒット作と言うのは最早昔の話で、
今は週間視聴率の1位が20%を切っていることさえある時代。
15%を超える数字を稼いでいれば、充分ヒット作と言えると思えます。

全体的な視聴率低下の要因は、チャンネル数の増加、
インターネットの普及など、いろいろあると思います。
お金や力のある地上波の放送局は、ドラマなどで良質なソフトを作り、
例え初回オンエア時に視聴率を取れなくても、
上手く二次利用することが今後も生き残っていく術だと思いますし、
目先の数字にあまり拘らず、良いドラマなどを作っていってほしいですね。

                               kantaro
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