2007/11/14

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　　　　　　　　　お芝居めるまが「シアターリーグ」　　
Vol.273　　　　　　　　　　　　　　　http://www.moon-light.ne.jp/
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11月1日〜今日14日までは、レコード週間です。
日本レコード協会が1957年に制定しました。

レコード・ディスクは、1877年にエジソンが発明。
現在も存在するLP・EP盤は、1950年頃に発売され始め、
CDが普及する1980年代後半まで、音楽市場の中心として活躍しました。

現在はCDの時代ですが、この協会名は現在も変わっていませんし、
音楽CDを発売している会社も「レコード会社」と言うように、
「レコード」は、言葉としてまだまだ生き残っていますね。
ちなみに、現在も年間20万枚ほどのレコードが生産されているそうです。



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　　　　　　　　　　　　演劇ニュース＆コラム
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■シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録
ドキュメンタリー映画12月1日公開

■週刊新潮の四季についての報道
いろいろと物議を醸し出しているようです

■ブロードウェイでもストライキ
10日から裏方を中心にスト・ほとんどの公演が中止に

■廃墟に咲く花
ダンスボーカルユニット「SUGER」

■映画とミュージカル
映画と舞台の相互乗り入れに関する記事

■本田美奈子.3回忌
早いものですね・・・

■演劇チケット発売情報
11/7〜11/13発売の演劇・ミュージカルのチケット発売情報

■映画前売りチケット
11/17〜公開映画の全国共通前売り割引チケット



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　　　　　　　　　今週の舞台・演劇用語
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「バカ」

道具の世界では、「バカを取って！」「バカで計って！」という言葉が
当たり前のように使われます。
はてさて何のことやら・・・

これは、頻繁に使われる高さを測る棒のことを指す用語です。
例えば、大道具で同じ長さの物をたくさん作る場合、
毎回メジャー（スケール）で測って作るのではなく、
長さを測った棒を作っておいて、その棒の長さに合わせて作っていきます。
このことを「バカを取る」と言います。

他にも、道具と道具の間隔を測るための「バカ」や、
トラックに道具を積み込むときの高さを測る「バカ」など、
「バカ」は限りなく存在します。

これらは「バカでも測れる」ということで名付けられたのだと思いますが、
まったく別の業界でも、長さのことを「バカ」ということがありますので、
「測（はか）」が訛ったなど、別の語源があるのかもしれません。

また、一般にも使われていますが、
ネジ山がダメになり利かなくなることを「バカになる」と言います。

基本的に、他人を罵るためにある「バカ」という言葉ですが、
けっこう色々な用途がある辺り、バカにできない言葉ですよね。

次回は「蝶番」という演劇用語をお伝えします！
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・取り上げて欲しい「演劇用語」募集中！


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あとがき

韓国三大新聞の1つ東亜日報が、「ミュージカル戦争」という記事を掲載。
韓国ミュージカル業界は昨年比25％、4年前から2倍以上の成長を記録しながら
上演作はほとんどが外国作品で「見かけ倒しの文化」であると嘆き、
今後の創作ミュージカル誕生を期待する内容を記しています。

近年、韓国で劇団四季が公演を行ったり、
日本で韓国キャストのミュージカルが上演されたりしていますが、
四季が韓国で上演したのが「ライオンキング」、
日本で上演された韓国ものは「ジキル＆ハイド」「ラ・マンチャの男」など
ほとんどが欧米生まれの作品。
日本国内で上演されているミュージカルもほとんどが海外作品ですし、
「見かけ倒しの文化」であるのは、日韓同じような状況だと思えます。

むしろ韓国で創られたミュージカルの方が「NANTA」「地下鉄一号線」など、
日本を始め積極的に海外公演を行っていますし、盛況な感も。
現在は日本もミュージカル人気が盛り上がっていますが、
日本の新聞などマスコミが伝える情報は、協賛・タイアップなど
企業の論理に基づいたものばかりで、この東亜の記事のように、
文化という大局的見地に立った内容はあまり見かけないような気がします。
日本でも、成功を約束された海外作品ばかりを上演したり、
マスコミも金になるからと「見かけ倒しの文化」を浪費するだけでなく、
ミュージカルが本当の「文化」になるよう、努めていってほしいものですね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　kantaro
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