vol.32 2003/04/2

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      お芝居めるまが「シアターリーグ」 
Vol.32                 http://www.moon-light.ne.jp
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4月ですね。
昨日はエイプリルフールでしたが、みなさん何か嘘はつきましたか?
もし、メルマガの発行が昨日だったら、
他愛のない嘘でも書こうかと企んでいたのですが・・・
いやぁ残念。

ところで、なんで4/1が嘘をついてもいい日なのでしょう?
昔ヨーロッパでは、3月25日が新年で、
4月1日まで春の祭りを催していました。
ところが1564年に、フランスのシャルル9世が、1月1日を新年とする暦を採用。
それから4月1日を「嘘の新年」として、
祝うようになったのが始まりと言われています。
と言うことは、日本で言えば
旧暦の元旦を、嘘をついてもいい日にしたほうがいいということでしょうか?


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             演劇関係ニュース 
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「北野武、初の時代劇映画は座頭市

座頭市といえば、故勝新太郎の代表作で有名ですが、
北野武監督作品として製作されることになりました。
出演は橘大五郎・浅野忠信・岸部一徳・大楠道代他。
企画は勝新太郎の知人で、浅草ロック座のオーナーである齋藤智恵子氏。
おもしろいことに、北野武の浅草時代の恩人ということです。
「ゲタやわらじでタップを踏む」との演出プランもあるそうで、
今から待ち遠しい作品なのではないでしょうか?
公開は9月に予定されています。


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              HPのお知らせ
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☆好評の「俳優の頭文字ランキング
 3月の投票結果を発表しました!
 今月は、頭文字が「し」で始まる俳優ランキングです!

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 今回のプレゼントは、暖かくなると欲しくなる「ビール券」です。

クイズ「宝塚編」アップしました!
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 皆さんのマスコミ関連ブックマークとして使ってもらえれば嬉しいです!


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戯曲と、読者や上演者との出会いの場「シナリオコーナー」
登録されたシナリオからPickUpして、
毎週このメルマガでもご紹介していきます。

☆「Lost seven」(中島かずき)
 劇団☆新感線の座付き作家である中島かずきが贈る冒険活劇の傑作!
 アクションあり、笑いありの目が離せない作品です。

☆「ガールズ・タイム」(大石静)
 とにかく前向きで明日に向かって進もうとする力強いストーリー!
 演じる側も観る側も元気になる作品です。


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            今週の舞台・演劇用語
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「二の句がつげない」(にのくがつげない)

驚いたりあきれたりして、後に言葉が出ない様子を
「二の句がつげない」といいますね。
この言葉、雅楽の世界から生まれた言葉なのです。
雅楽の歌は、三つの音域に分かれて歌われます。
「一の句」「二の句」「三の句」とあり、
一の句は低い音、二の句は高い音、そして三の句は真ん中の音のことです。
二の句を歌う者は、高い音域を続けるので、息が続かない程難しい。
「二の句」を続けるのは難しいことから、
「二の句がつげない」という言葉が生まれ、
その後、一般的に使われるようになりました。


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あとがき

芝居を始めて丸14年が経ちました。
いまだに演劇関係だけの収入で食べていけませんが、
何が私をここまで舞台演劇にこだわらせているのか?
好きという言葉だけでは説明できない年月ですよね。
ちょっと考えてみました。

まず第一は、やはり「拍手」ですね。
カーテンコールのお客様から戴く拍手は中毒性があるようです。(笑)
何度経験しても、鳥肌が出ます。

第二は、「答えがない」こと。
新しい作品と出会うたびに、一から始まりますし、
同じ芝居でも、毎回、毎日、同じことはできない。反省ばかり。
飽きっぽい私には合ってるのかも・・・

そして第三に、「自分と向き合える」ということがあります。
他人を演じるわけですが、人間を構築していく上で、
必ずぶつかるのが「自分」という存在です。
人を理解するには、まず「自分」を理解しなければできない。
ある演出家の方が、
「俳優は自分を探す旅人である」と言ってましたが、
まさにその通りだと思います。
新しい自分を見つけ、その自分に傷ついたり愛おしくなったり。

まだまだいろいろありますが、長くなってしまったので。
来週誕生日を迎えます。
プレゼントお待ちしています。(笑)
                               岡本成師
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