お芝居メルマガ「シアターリーグ」

vol.91 2004/5/19




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         お芝居めるまが「シアターリーグ」 
Vol.91                http://www.moon-light.ne.jp/
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1983年の今日、5月19日は
今村昌平監督の「楢山節考」が
第36回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した日です。

それ以外に、カンヌ映画祭で日本の映画が最高賞を受賞したのは
1954年「地獄門」(衣笠貞之助監督)
1980年「影武者 」(黒澤明監督)
1997年「うなぎ 」(今村昌平監督)
と、全部で4作品あります。

そして、今年も先日第57回カンヌ国際映画祭が開幕しました。
今回は約1300の作品が応募され、その中から19作品が
オフィシャル・コンペティション部門にノミネートされました。
19作品の中には、
邦画「誰も知らない」(是枝裕和監督)
アニメ「イノセンス」(押井守監督)
香港映画「2046」(ウォン・カーウァイ監督、木村拓哉出演作)
が、選出されています。

特筆すべきは、アニメ「イノセンス」のノミネートで
過去アニメーションでノミネートされた作品は
1947年「ダンボ
1953年「ピーターパン
1973年「ファンタスティック・プラネット
2001年「シュレック
の、4作品しかありません。
選出されただけでも、かなりの快挙ですね。

また、同映画祭では
監督週間部門の「茶の味」(石井克人監督)がオープニング作品として公開。
邦画がオープニングを飾るのは史上初のことです。
審査結果は22日に発表。
今回の審査委員長はクエンティン・タランティーノが務めています。


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             演劇関係ニュース 
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「高額納税者発表」

今年も高額納税者が発表されましたね。
俳優・タレント部門では、
昨年2位のみのもんたが1位に、
昨年3位の石橋貴明が2位に入りました。
では、昨年1位だった中居正宏は?と言うと
期限後申告だったようで、今回発表のランキングには入りませんでした。

中居の活躍を見ていると、実際は昨年と同じ結果かもしれませんね。
俳優・タレント部門の3位以下を見てみると
3位浜田雅功、4位松本人志、5位木梨憲武、6位草なぎ剛、
7位中村玉緒、8位飯島直子、9位木村拓哉、10位峰竜太。
俳優・タレント部門とは名ばかりで、テレビタレントが並んでいますね・・・

ちなみに、20代の若手女優の中では
2位の矢田亜希子に倍以上の差をつけて
松たか子が5000万程度の納税額でダントツの1位。
しかし、松たか子は歌手としても活動していますから、
そちらの面も大きいのかもしれません。

ちなみに歌手部門を見てみると
昨年1位と2位の浜崎あゆみと宇多田ヒカルは
大きく額を落として、2位と4位に。
それでも宇多田の納税額は1億6000万程度。
これでも昨年と比べると半減しています。

CDが売れないと言われる最近ですが
こうして納税額が公表されると、
歌手と俳優には
収入の面で大きな差があるような感じがしてしまいますね・・・


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            今週の舞台・演劇用語
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「出る幕がない」(でるまくがない)

「せっかく会議に出席したのに出る幕がなかった」etc・・・と、
一般的にも使われているこの言葉、
文字通り演劇の世界から生まれた言葉です。

演劇界で「幕」とは、舞台の上下(かみしも)に引かれた幕(カーテン)、
また、客席と舞台を隔てる幕のことを言います。
その「幕」を出ることが出来ない、
つまり、出番のない俳優のことを指した言葉です。
俳優として幕から出られないで悶々としている様子から、
「焦燥感」や「苛立ち」といった意味で一般化していったのですね。
「出番がない」という言葉も、もちろん同じ意味です。

ちなみに、主役級でずっと舞台に出ていることを「出ずっぱり」と言います。
こちらの「出る」は逆の意味で、
「舞台からはける(出る)ことができない」ので、
「退出できずにずっと舞台に居る」という意味の「出ずっぱり」です。


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あとがき

先日、久しぶりに映画を借りて見ました。
本当に久しぶりの完全な休みで、
気合いを入れて「2本」借りました。

まず「戦場のピアニスト 」という映画、
主役の男優がとても凄く、感動!
ユダヤ人迫害時代の映画には「静と動」が付き物ですが、
この使い方も気持ちよく、とてもいい映画だったと思います。

そして2本目は日本アカデミー賞受賞の「たそがれ清兵衛 」。
出だし面白く、
「うんうん山田監督いいなぁ」などと思いながら見ていたのですが、
仕事の疲れと、久しぶりの二本立てとあって・・・zzz
寝てしまいました。
その後、続きを見ようと思ったまま、
仕事に忙しくレンタル期限終了!!!
昨日、返却しました。

娯楽というものは、楽しむ側の心境や体調って大切ですね。
次にレンタルビデオを借りるとき、
きっともう一度「たそがれ清兵衛」を借りて見るのでしょうが、
途中までは知っているわけです。
本当に心からその作品を楽しめるかというと、不安です。
娯楽ってそういう不安点をたくさん抱えているわけですね。

私が俳優として経験した限りでは、
マチネ(昼公演)とソワレ(夜公演)では客層も反応も違いました。
客層が違えば反応も違うだろうと思われるかもしれませんが、
それだけでは言い現せられない雰囲気があるのです。
朝起きて夜寝る生活の人がほとんどですから、
娯楽商売は夜に繁盛するわけですが、
昼に公演を観に来る人は、生活スタイルが違うかお休みの人です。

ではどちらがよく笑うと思いますか?
答えは昼公演です!
明らかに昼公演のお客様の方が反応が大きいのです。
この点は様々な推測が出来ますが、
明らかに「楽しみに来ている」という大前提があるのでしょうね。
「疲れを癒しに」でも「仕事を忘れるために」でもなく、
「お芝居を楽しみに」の一日なのでしょう。

つまり映画にせよ舞台にせよ、
娯楽には観る側の体調・精神状態も影響するのだなぁと感じたわけです。
これからはいい状態で鑑賞・観劇できるようにしなければと思いました。
山田監督ごめんなさい。。。
                                岡本成師
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