2006/3/8

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」  
Vol.185                http://www.moon-light.ne.jp/
       発行部数 まぐまぐ:4044 めろんぱん:149 melma:86
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1971年の今日は、アメリカの喜劇俳優ハロルド・ロイドが亡くなった日です。

チャーリー・チャップリン、バスター・キートンと並び、
三大喜劇王と呼ばれるハロルド・ロイド。
日本では、チャップリンなどに比べあまり有名ではないかもしれませんが、
黒縁の丸い眼鏡を「ロイド眼鏡」と呼ぶのは、
彼のトレードマークだったことに由来しており、広くその名を残しています。
縁のない丸い眼鏡を「ジョン・レノン」と言うのと同じですね。

1920年、ロイドは映画撮影中の事故で
右手の親指と人差し指を失くし、義指着用となりました。
ロイドは1893年生まれですから、まだ20代後半のことでした。
1962年、日本の喜劇王エノケン(榎本健一)が
脱疽のため右足を切断した時には、病室にロイドが見舞い、
自らの右手を見せて励ましたというエピソードも伝えられています。


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             ニュース&コラム
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美輪明宏 テイチク・イヤーズ
初CD化音源4/26発売

のんたのしっぽ
宮藤官九郎脚本のネットムービーがDVDに

第78回アカデミー賞発表
「SAYURI」が3部門で受賞

第26回ゴールデン・ラズベリー賞
最多受賞は4部門受賞の「ダーティ・ラブ」

第29回日本アカデミー賞
「ALWAYS 三丁目の夕日」が作品賞など12部門受賞

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PARCO歌舞伎「決闘!高田馬場」など

第27回松尾芸能賞
大賞は小林幸子

演劇チケット情報
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             今週の舞台・演劇用語
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「フェードイン・フェードアウト」(fade-in/fade-out)

音声や照明で、少しずつ音量や光量を上げていくのがフェードイン、
反対に少しずつ絞り、下げていくのがフェードアウトです。
説明するまでもないほど、一般にも使われる有名な言葉ですね。

フェード(fade)は英語で「しぼむ・あせる」という意味で、
フェードイン(fade-in)も「次第にはっきりする」というように
ほぼ同意で用いられています。

ちなみに、主に音声でフェードイン、フェードアウトを同時に行なうこと、
つまり一方の音を徐々に絞り、もう一方を徐々に大きくすることを
「クロスフェ−ド」(cross fade)と言います。
そして同様のことを映像で行う場合、
つまり映像が徐々に消えていく中、次の映像が徐々に現れてくるのを
「ディゾルブ」(dissolve)、
そしてこの二つの映像を重ねてしまうのを
「オーバーラップ」(over lap)と言います。

フェードイン・フェードアウト・オーバーラップは
日常用語にまで普及していますが、クロスフェ−ドやディゾルブは、
普段使っても通じない言葉なのが、なんだか不思議なところですね。

舞台の照明や音響では、少しずつ上げ下げする技術や感性も重要な部分ですが
逆に、急に上げ下げする手法も存在します。
こちらは来週お伝えしますね。
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取り上げて欲しい「演劇用語」募集中!



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あとがき

このメルマガをはじめ、私は毎日なにかしら文章を書いているのですが、
日本語は難しいなぁ、を痛感しています。
できるだけわかりやすく・・・と心がけてはいるのですが大丈夫でしょうか?

ところで、最近気になっているのが和製英語。
カタカナ語の氾濫、日本語への置き換えなどが話題になっていますが、
それよりも、本来の英語の意味と違う和製英語が多いのが気になっています。

例えば「ガラス」と「グラス」
英語ではどちらも「glass」なのですが、日本では使い分けられていますよね。
調べてみたところ「ガラス」はオランダ語の「glas」が元のようなので
おそらく語源の違いに由来するのだと思いますが、
これだけ英語が普及した現在、かなりわかりづらい気がします。

だいたい前述の「オランダ」も、
同国の俗称「Holland」から来ているのだと思いますが、
正しくは、オランダ語で「Nederlanden」英語表記なら「Netherlands」。
日本でも「ニーザーランド」とでも言ってれていれば
オリンピックなどを見ていても混乱しないと思うのですが。

私の体験上、カタカナ語なのに英語じゃないというのはショックでしたし、
これが日本人が英語が苦手な一因になっているような気がします。
とりあえず、変な和製英語は使わないように心がけますので
もし見かけましたらご指摘の程お願いします・・・

                              kantaro
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