2006/8/09

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」  
Vol.207               http://www.moon-light.ne.jp/
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1969年の今日は、アメリカの女優シャロン・テートが殺害された日です。

テレビや映画で活躍していた女優シャロン・テート(Sharon Marie Tate)。
彼女は、カルト集団のリーダーであるチャールズ・マンソンの命を受けた、
マンソン・ファミリーのメンバーに家を襲撃され、
1969年の今日、他の4名と共に命を落としました。

シャロン・テイトは、1963年の映画「吸血鬼」に主演し、
同作で監督を務めたロマン・ポランスキーと1968年に結婚しています。
殺害された当時、彼女はまだ26歳で、妊娠8ヶ月だったそうです。
そして、この「吸血鬼」を舞台化したミュージカルが、
現在帝国劇場で上演中の「ダンス・オブ・ヴァンパイア」です。



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             演劇ニュース&コラム
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ミュージカル「阿国」再演
和製ミュージカル来年4年ぶりに再演

浦井健治ファースト写真集
写真集&DVD「彼方へ」

「八月の虹」
CMドラマTBSで放送

「蒲田行進曲〜城之崎非情編〜」
錦織一清/風間俊介/黒谷友香

■「天璋院篤姫
2008年大河ドラマが決定

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演劇チケット情報
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             今週の舞台・演劇用語
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「ボーダーライト・サスペンションライト」

多くの劇場では、舞台上に何本ものバトンが張られ、
装置や幕、そして照明などが吊られています。
今回は、そのバトンに吊られている照明をご紹介します。

まず、バトンに一文字(横一線)に吊られている照明を、
ボーダーライト(Border Light)と言います。
略して「ボーダー」「BL」と表記することが多い、最も一般的な照明で、
舞台全体を明るくするため「作業灯」「地明かり」とも呼ばれる、
常に劇場にあるフラットな照明です。

また、バトンに単独で吊り下げて使う照明を、
サスペンションライト(Suspension Light)と言います。
「Suspension」は「ぶらさげる」という意味で、
サスバトンと呼ばれる、コンセントは付いているものの、
普段は照明がないバトンにぶらさげて使用します。
略す場合は「サス」「SUS」と表記されます。

「サス」は、元々設置されている照明ではないので、
利用する側が作品や演出に応じて様々な照明を使います。
中でもおそらく最も多く用いられるのがスポットライトで、
その照明が当たる場所を「サス位置」と呼び、
俳優の立ち位置としてばみるなど、演出にも利用されます。

しかし、大きな劇場では
どちらのバトンも一文字幕や水引幕などとセットになっていることが多く、
お客様の目線からは照明が見えないように工夫されています。
一方、小劇場などでは幕がなく、バトンが見えるところもありますので、
見てみたい方は劇場に確認してみてくださいね。

次回は「ブリッジ」という演劇用語をお伝えします!
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・演劇においてのアクシデント募集中!



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あとがき

7/28テレビ放送の映画「となりのトトロ」が22.5%の高視聴率を獲得、
もう何回もテレビ放送された映画なのに、トトロ人気はすごいですね。

これはマスコミでも報道されていましたが、逆に考えると
22.5%の視聴率で報道されてしまうほど、全体が落ちたということですよね。
同じ週のドラマ視聴率を見てみると、
大河「功名が辻」が20.5%で1位、朝ドラ「純情きらり」が19.8%で2位、
1クールの連ドラでは「マイ・ボスマイ・ヒーロー」が17.4%で1位。

どうも、数年前とは比べようもない水準になってしまったようですね。
思えば私も、ドラマや映画をテレビ放送時に見ることが少なくなり、
映画はもちろんドラマでも、人気や評判の高いものを
後でまとめてDVDで見た方がいいや、という感覚になっています。
昔は、邦画がテレビでオンエアされるのを期待したり、
毎週楽しみに連ドラを見たりしていたものですが・・・

そして、視聴率と言えば、なにかと巨人戦がやり玉に上げられ、
放映権料が減少することで、プロ野球全体の収入が云々と言われていますが、
このままだと、テレビドラマでも同じ問題が生まれてきそうな気がします。
近年は、ドラマの製作・放送件数も減少を続けていますし、
舞台などで活躍する俳優にとっても、
テレビ出演は、名前を売り、収入を得る良いチャンスだったのが、
そういう構図自体変わっていくのかもしれません。

テレビ業界では、現在のリアルタイム視聴率至上主義が続く限り、
生で見たい番組、つまりニュースなどの情報やスポーツの放送が増え、
ドラマなどはますます先細っていくのでしょうね。
しかし、後々DVDやネット配信で売れる、という観点が大きくなれば、
番組の質量共に変わることが期待できそうな気もします。
が、それには制作側のスポンサー依存体質も変わらなければなりませんし、
視聴者側も、見るためにお金を出すことに慣れなければ、ということですね。

                               kantaro
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