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2003年1月26日

ザ・セル

監督:ターセム・シン
出演:ジェニファー・ロペス、ビンス・ボーン、ビンセント・ドノフリオ

女性を監禁・殺人する連続犯を逮捕。
最後の被害者の所在は犯人しか知らないが、犯人は分裂症で昏睡状態。
被害者を救出するため、精神障害者の深層心理に入って治療を行っている研究所の心理学者が
犯人の深層心理に入っていく・・・
というストーリーに惹かれてDVDを借りてきたのですが・・・
とても良かったです。
特に、精神世界を描いた映像が。
犯人の深層心理世界が、全体の1/3程度の時間を占め、その映像も素晴らしいのですが
最初と最後に使われている砂漠も素敵。
地球離れした風景に、CG合成の着色かと思っていたら
監督の解説によると、地球上に実在する場所とのこと。
どこって言っていたか忘れてしまいましたが
とても訪れてみたくなりました。
映画として扱う題材も、映像も素晴らしいのですが
惜しむらくは、物語がちょっとちゃち。
心理官のジェニファー・ロペスはRealityがないし
(それは役者のせいかもしれませんが)
FBIが出てくる捜査や、捜査官とジェニファーとの関係も
イマイチしっくりいかない。
と言うか、壮大なテーマの映画の中で、
現実的な部分が顔を出すシーンが、作品自体を貶めてしまっている感じ。
その辺り上手くできているから「2001年」は名作なんでしょうけれどね。
まぁでも、人間の狂気や精神世界、映像美に興味のある方には
とってもオススメ。
DVDには、音楽だけのトラックもあったので
映像を流して眺める作品としてもよさそう。
あたしは買いたくなってきました。

ザ・セル
ザ・セル

「ザ・セル」奥付

  • Posted : 2003年1月26日 02:08
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