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2003年5月 8日

インビジブル

監督:ポール・バーホーベン
出演:エリザベス・シュー、ケビン・ベーコン

「SFホラー」と、ジャケットには謳ってあり、いったいどんな話かと思ったら・・・
国家機密プロジェクトで透明人間化技術を実現した天才科学者ケビン・ベーコン。
自ら人体実験の被験者となって世界初の透明人間となる・・・
要は透明人間ものでした。

というわけで、とても面白いB級映画、という感じでした。
透明人間を表すのに、これまで使われてきた方法は使われず、
陳腐な感がまったくありませんでした。
どんな方法を使ったかと言うと・・・
う〜ん。書いてしまっていいのかなぁ。
ストーリーを離れても、その映像だけでも見応えがあったしなぁ。
CGを使うんだけど、CGに頼るのではなく、
全編通してちゃんとケビン・ベーコンが演技をしたらしく、
姿は見えずとも、ちゃんと彼だとわかるという
演技もCGも素晴らしい出来映えでした。
うん、やっぱり書かないほうがいいな。
DVDで観て、メイキングとか見てみてください。

この映画で気がついたのですが、エリザベス・シュー。
綺麗な俳優さんですね〜
最近はなにか新作があるのかな?
ジュリエット・ルイスと言い、もう少し早く出会いたかった・・・
ということが多い、知るのが遅いあたしなんで、ちょっと心配ですが・・・

ちなみに、この映画はまったくホラーではありませんので、その手が苦手な方もご安心を。
そうそう、脱ぐのが大好きなケビン・ベーコンも、喜んで好演しています。

それから、ポール・バーホーベン監督。
ロボコップ、トータル・リコール、危険な情事、など
あたしが大好きな作品を撮っている監督です。
SFが得意と言われているらしいけど(たしかにこの作品もSF?)
なにが良いって、娯楽作を飽きさせることない、いいテンポで魅せるところでしょうか。
彼の映画は、セックスと暴力でできていると言われていますが
くだらないことを細部まで真剣に描く感じかな、とあたしは思います。
そう、この監督は「ショー・ガール」でゴールデン・ラズベリー賞(アカデミー賞の逆で、その年の最低映画に送られる、ギャグ含みの賞)を受賞し
律儀に授賞式に現れた、(多分)唯一の監督です。
その席では、「これからもサイテー映画を撮りつづけるよ!」と高らかに宣言し、会場は拍手喝采だったようです。
というわけで、どんなに最低な映画なのか、ショー・ガールを観るのが楽しみなあたしです。


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「インビジブル」奥付

  • Posted : 2003年5月 8日 18:27
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