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2003年7月10日

ピンポン

監督:曽利文彦
脚本:宮藤官九郎
原作:松本大洋
出演:窪塚洋介、ARATA、サム・リー、中村獅童、大倉孝二、松尾スズキ、夏木マリ、竹中直人

相変わらず雑な作りの印象を受ける日本映画。
しかし、キャスティングが妙にハマっていて、良い映画に仕上がっています。

窪塚洋介、相変わらずの台詞廻し。
けっこう彼の出演作は観ているが、どれも同じような独特の喋り方。
どんな役をやろうとも、窪塚がやっている。
しかし、それでいながらちゃんと役作りができていると思わせるところなんか、なかなか上手いと思う。

しかし、この映画での一番の収穫はARATA。
元パリコレモデルらしいが、すごいはまり役。
はまり役と言ったら失礼かもしれないけれど、それほど自然で良かった。
ただ、声が小さすぎて、あたしはDVDで観たので、音量を上げないと何言ってるんだかわからなかったけれど。

さらに、香港からサム・リー、
歌舞伎界から中村獅童と、キャスティングが非常にいい感じ。
でも、中村獅童は新人賞を総なめにしたようだが、
この映画で言えばそこまでの存在感はないような気がした。
なにしろ全員いい感じ。

しかし、役者も本もいいと思うけれど
やっぱりスタッフ側がそのレベルに追いついていない気がする。
日本映画特有の暗さは漂わず、明るく撮れてはいたけれど
時の移り変わりの表現や、CGの組み込みには
明らかに不自然なところも見受けられた。
映像を美しく撮ることも重要だが
ストーリーの流れを断つ映像は、観ている者の集中を欠く。
こんなレベルでごちゃごちゃ思わせるレベルの、監督以下スタッフには勘弁してほしいと思ってしまう。
まあ実際には、予算や時間の問題の方が大きいのだと思うけれど・・・
国や各自治体も、映画を初めととした芸術&娯楽に、もっと協力してほしいものです。

ピンポン ― 2枚組DTS特別版 (初回生産限定版)
ピンポン ― 2枚組DTS特別版 (初回生産限定版)

「ピンポン」奥付

  • Posted : 2003年7月10日 17:58
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