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2003年12月29日

演劇・映画の2003年を振り返って

今年も残り僅か。
ということで、ありきたりだけれど今年の芝居の世界を振り返ってみたい。

まず演劇の世界。
いろいろなニュースがあったけれど
あたしが思う最大のものは
近鉄の撤退により、81年の歴史を持つOSK歌劇団が一旦終了。
その後、OSK存続の会により復活、公演は続いているとは言え
今の世相が反映された、辛いニュースだった。
しかし、近鉄劇場も来年早々には閉鎖してしまうようで
関西の演劇界に貢献してきた近鉄関連の件は
過去の事として語るにはまだ早いのかもしれない。

映画の世界に目を向けてみると
「マトリックス 」の大ヒットや、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 」の邦画実写歴代1位、
「千と千尋の神隠し 」がアカデミー賞受賞、
「座頭市」がベネチア・トロント両国際映画祭で監督賞などを受賞、
年末には、渡辺謙がゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートと
明るい話題が多い一年だった気がする。
不景気故の盛況という面もあるとは思うが
海外で日本の作品等が評価されることが多く、素直に喜ばしく思う。
ただ、演劇にしろ映画にしろ、文壇の芥川・直木両賞に匹敵するような
国内の権威ある賞がないような感じなのがちょっと残念な気が。
マスコミ各社が各々賞を創るのではなく
どれかの賞を協力して盛り上げていけば、
業界全体盛り上がると思うんだけれど・・・

では、今年活躍した人は?と考えると、皆さんは誰を思いつくでしょう?
芝居の世界で考えると、あたしは宮藤官九郎の活躍は
今年に限ったことではないけれど、その質量ともにすごかった気がする。
すっかり超人気となった脚本家としてはもちろん、
俳優、構成、エッセー、ラジオ、ミュージシャン、と
活動の幅も広く、どれだけの仕事をしているのかもわからないくらい。
ということで、ちょっと最近のクドカンをまとめてみた。

という感じで、最後まで好き勝手書いてきたけれど
今年もご愛読くださった皆様、ありがとうございました。
どうか来年もよろしくお願いします。
それでは皆様、よいお年を!

「演劇・映画の2003年を振り返って」奥付

  • Posted : 2003年12月29日 02:10
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