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2006年8月16日

ダンス オブ ヴァンパイア観劇

帝国劇場でミュージカルダンス・オブ・ヴァンパイア
マチネ(昼の部)を観劇してきました。

クロロック伯爵:山口祐一郎
アブロンシウス教授:市村正親
サラ:剱持たまき
アルフレート:泉見洋平
シャガール:佐藤正宏
レベッカ:阿知波悟美
マグダ:宮本裕子
ヘルベルト:吉野圭吾
クコール:駒田一


日本初演のミュージカル。
私はこの日が初観劇でした。

東宝ミュージカルは最近けっこう観劇しているのですが、
人気を重要視のキャスティングなのかしら?と感じてしまうことが多く、
日本最高峰のプロデュース・ミュージカルというには、
ちょっと物足りない感を受けざるを得ない部分が多くあった気がします。
しかし今作は、主役の山口・市村・劔持はもちろん、
他の主要キャストも素晴らしく、
俳優的には今まで観た中で一番締まった良い舞台のように思いました。

けれども、内容的には今ひとつの感じ。
ポランスキーの吸血鬼が原作ということがあるにしても、
もうちょっと「なにか」があっても良かったような気がします。
コメディに徹するか、観客に訴えかけるものがあるか、テーマを持たせるか・・・
どうもその場その場の面白さをつなぎ合わせている感じで、観劇後少々消化不良の感じが。
コメディにするなら山田和也にもっと思い切って演出してもらえばいいし、
Gothicの雰囲気を大事にしたいなら、また別のやり方もあるような気がしました。

ただ、日本でも人気のエリザベート同様、Gothic・Horrorの作品ですし、
Vampireを人気・存在感・歌唱力すべてが抜群の山口が務めていたこともあり、
そういう作風を好きな女性ファンには好評だったのでしょうか。
ちょっと不満を抱いてしまうのは、私が男だからかな?
個人的には、これで再演を重ねていけば、
もっと素晴らしい舞台になるような感じがしました。
ぜひ、来年以降の再演も期待したいところです。


ダンス・オブ・ヴァンパイア

「ダンス オブ ヴァンパイア観劇」奥付

  • Posted : 2006年8月16日 22:46
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