あたりめ

「あたりめ」

鯣(するめ)の干物のことを「あたりめ」と言いますよね。
この言葉、芸能の世界から生まれた、縁起を担いだ言葉なのです。

「する」という言葉が、興行の失敗を指す縁起の悪い物ということで
あえて「当たり目」と言い換えたのがそもそもの始まりです。
その表現の仕方は、同じ客商売である飲食店でも真似られ、
現在のように一般的になったそうです。

他にも「すり鉢」を「当たり鉢」と呼びます。
また、別欄でご紹介している「千秋楽」で
「秋」の「火」という漢字を嫌い「千穐楽」と書くというのも
似たような発想から来ている感じですね。


これはスルメのあたりめ
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「あたりめ」奥付

  • Posted : 2008年5月26日 02:57
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