バタフライ

「バタフライ」(Butterfly)

英語で蝶(チョウ)を意味する「バタフライ(Butterfly)」。
その動きや形から、泳ぎ方の名称や、面積が小さい三角の下着など、
様々な分野で使われる言葉となっていますが、
舞台演劇、特に大道具の世界で「バタフライ」と言うときは、
三角形のベニヤ板を指して使われます。

「バタフライ」は、平台と箱足や人形を繋ぐのに使う
筋交い(すじかい)の役目をするベニヤ板で、
15cm四方くらいの正方形を半分に切った、直角三角形が一般的です。
他のジャンルのバタフライと同じく、
その外観を蝶の羽に見立て、こう呼ばれているのでしょうね。

ちなみにベニヤ板は、舞台を製作するときにかなり重宝します。
カッターで簡単に切ることができますし、安く、入手も容易。
釘をトントンと打って終わり!僅かな時間で簡単に何でもできる上、
場所も取らず、バラすのも楽で、さらに使い回しまでできるのです。
舞台、特に大道具の世界では、
たかがベニヤ板、されどベニヤ板なのです。

「バタフライ」奥付

  • Posted : 2008年8月 9日 17:18
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