「カタストロフィ」(catastrophe)
「カタストロフィ」(catastrophe)とは、「大惨事」や「 大災害」という意味の英語です。
日本での読み方や表記としては「キャタストロフィ」としたり、
フランス語の読み方である「カタストロフ」とされることもあります。
語源はギリシア語の「katastrophe」。
「kata」は下方、「strophe」は覆すことを意味し、つまり「倒す」ということを表す言葉です。
そこから、英語でも不幸や災難を表す語として使われているのでしょうね。
演劇における「カタストロフィ」とは、基本的に悲劇的な結末のことを意味して用いられます。
つまり、劇のクライマックスで破滅・破局的な最後を迎えることを「カタストロフィ」と表すわけです。
しかし時として、、演劇などにおける大詰めや大団円、大切りのことも
「カタストロフィ」と言う場合があります。
「悲劇的な結末」から「悲劇的」の部分が抜け落ち、
結末だけを意味するようになったということかもしれませんが、
言葉本来の意味を考えると、悲劇的な結末の場合にのみ用いた方が良さそうな感じですね。