カーテン・コール

「カーテン・コール」(curtain call)

カーテンコールとは、舞台公演が幕切れ(終幕)した後、
舞台袖にはけた出演者を観客が拍手などで呼び戻すことです。
また、呼び戻された出演者などが、観客にお辞儀などで謝意を示したり、
拍手や歓声に手を振ったりして応えること自体を意味する場合もあります。

演劇におけるカーテンコールは、役の重要度が低い順に舞台に現れ、
最後に主役やタイトルロール、座長などが登場、という流れがほとんどです。
またミュージカルの公演においては、
最後にオケピからオーケストラや指揮者が挨拶をするケースも多くなっています。
また、作家や演出家などが一緒に舞台に現れて挨拶を行うのも、さほど珍しいことではありません。

この「カーテンコール」という言葉の由来は、
英語の「curtain call」で、英語圏でも同じような意味で用いられます。
「curtain(カーテン)」は「幕」、「call(コール)」は「呼ぶ」といった意味を表し、
「幕が下りた後に呼ぶ」という文字通りの意味合いになります。

なお、混同されがちな「アンコール」は、再演を求める意味合いで用いられる言葉です。
例えばコンサートの本編終了後、「アンコール!」と言うのは「もう一曲!」とおねだりする意味となり、
すべての演奏が終わった後、スタンディング・オベーションなどで再登場を促すのがカーテンコールというわけです。

「カーテン・コール」奥付

  • Posted : 2011年5月30日 16:37
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