宝塚歌劇団の「エトワール」(etoile)
フランス語で「星」という意味の「エトワール(etoile)」
宝塚歌劇での「エトワール」とは、
オペラでいうプリマドンナ・歌姫のことを指し、フィナーレに登場します。
エトワールは、フィナーレの大階段を他の誰よりも先に降りてきて、
大階段の中央で、その演目の主題歌などを歌います。
その後に他の生徒も降りてきて、フィナーレが始まるのです。
エトワールは、その公演を行っている組の中で一番歌がうまい生徒が担うことが多く、
ほとんどがソプラノのため、娘役が務めることがほとんどです。
しかし、まれに男役が務めることもあり、
2007年に退団した、花組トップスターの春野寿美礼もエトワールを経験したことがあるそうです。
エトワールを務めるとフィナーレの最初にソロで歌うことができるわけですが、
大階段で一人で歌うことができるのは主役クラスだけなので
かなり名誉なことながら、そのプレッシャーもすごいものなのでしょうね。