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「フェードイン・フェードアウト」
(fade-in/fade-out)





音声や照明で、少しずつ音量や光量を上げていくのがフェードイン、
反対に少しずつ絞り、下げていくのがフェードアウトです。
説明するまでもないほど、一般にも使われる有名な言葉ですね。

フェード(fade)は英語で「しぼむ・あせる」という意味で、
フェードイン(fade-in)も「次第にはっきりする」というように
ほぼ同意で用いられています。

ちなみに、主に音声でフェードイン、フェードアウトを同時に行なうこと、
つまり一方の音を徐々に絞り、もう一方を徐々に大きくすることを
「クロスフェ−ド」(cross fade)と言います。
そして同様のことを映像で行う場合、
つまり映像が徐々に消えていく中、次の映像が徐々に現れてくるのを
「ディゾルブ」(dissolve)、
そしてこの二つの映像を重ねてしまうのを
「オーバーラップ」(over lap)と言います。

フェードイン・フェードアウト・オーバーラップは
日常用語にまで普及していますが、クロスフェ−ドやディゾルブは、
普段使っても通じない言葉なのが、なんだか不思議なところですね。

舞台の照明や音響では、少しずつ上げ下げする技術や感性も重要な部分ですが
逆に、急に上げ下げする手法も存在します。
こちらは別欄でお伝えしますね。


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