一巻の終わり

「一巻の終わり」(いっかんのおわり)

映画のフィルムは巻物のように芯に巻かれていることから、
一巻・二巻と数えます。
このことから、映画の最後に弁士(無声映画の時代に映画の説明をしていた人)が、
「一巻の終わりです」と言葉を締めるようになり、
一般的に流行っていったそうです。

映画は巻き戻しができますが、
一般には、後戻りができない状況、
それどころか、瀕死の状況など既に手遅れの時に使われる
言葉となっているところが面白いですね。



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