「祝い花」(いわいばな)
「おめでとう」と出演者に手渡す花束も「祝い花」ですが、
ここでは、ロビー等に飾られる「送り主の名前が入った」花束を取り上げます。
大きな舞台などを観に行くと沢山の花がロビーに飾ってあり、
その花と、そこに書いてある名前を見て回るのも
劇場での楽しみの一つという方も多いのではないでしょうか。
テレビでは「笑っていいとも」が、
ゲスト紹介の時に花も紹介するので有名ですね。
この「祝い花」、
基本的には出演者・主催者を元気付け、彩る物としての意味で贈られます。
贈られた花の多い俳優は「期待されている」「人気がある」と、
知らない人にも思われますものね。
また、贈る側の広告ともなります。
贈る側が有名であればあるほど相乗効果となり、
ロビーを華やかにし、その雰囲気が盛り上がるのです。
さて、劇場ロビーでの楽しい「祝い花」の見方をお伝えします!!
飾られた花は、日によって、または公演ごとに
その飾られる位置が変わっていることがあります。
何列にも飾られた花の前後を替えたり、目立つ場所の花を入れ替えたり・・・
なぜだかお解りでしょうか?
それは多くの場合、その日(その公演)に、
花を贈られた本人や関係者が来る証なのです!
贈呈してくださった本人が来るのに、
花を目立たない場所や二列目に置いておくわけにはいきませんものね。
こういう細かいところまで気を使い、
さらに、一般のお客様の観劇意欲を掻き立てるところまで計算し、
劇場の花は並んでいます。
劇場へ足をお運びの際、開演時間より早めに出向き、
こういったところも楽しんでみてはいかがでしょうか?
自分のすぐ側に、贈り主の俳優がいるかもしれませんよ。