大階段

宝塚歌劇団の「大階段」(おおかいだん)

宝塚の舞台で、舞台中央奥にある大きな階段が「大階段」です。
宝塚歌劇の象徴とも言える大階段は、
公演の最後に必ず設けられているフィナーレになると舞台上に登場し、
主要キャストは中央、他のキャストはその両側を歌いながら下りてきて、客席に挨拶をします。

今ではコンピューターで制御し、26段もある大階段ですが、
初めてお目見えしたのは、1927年「モン・パリ」の公演。
このときは、手動で組み立てており、16段の階段でした。

階段の1段の幅は約23cmということですから、
一般の成人で考えていただければわかるように、
ほとんどの生徒の足がはみ出てしまうくらいの小さな段で、
足元を見ないで降りるだけでも大変なようです。
階段を降りるときも、真っ直ぐ客席を見るのが基本の演出ということですが、
完璧にそれができるタカラジェンヌはすごいですよね。

このように、降りるだけでも大変な大階段ですが、
演目によってはフィナーレ前のショーでも登場するときがあります。
ショーでは階段でダンスを踊ったり、男役(当然女性です)がリフトをする場面も。
漠然と見てしまいがちですが、その凄さは想像を絶するものがありますね。

「大階段」奥付

  • Posted : 2008年11月18日 03:32
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