スタンディング・オベーション

「スタオベ」(スタンディング・オベーション)(standing ovation)

公演の幕が降り、どこからともなく湧き上がる拍手。
その喝采が大きくなっていく中、
拍手だけではその感動を表現できなくなってしまった人が立ち上がる・・・
そう、「スタオベ」とは「スタンディング・オベーション」のことです。

「スタンディング・オベーション」(standing ovation)は英語で、
立ってする(standing)、熱烈な歓迎・自然に湧く大喝采(ovation)という
言葉どおりの意味を表すものです。
全身を使って感情表現する欧米で生まれた言葉がそのまま使われており、
該当する日本語が見当たらないのも納得ですね。

この「スタンディング・オベーション」の略が「スタオベ」で、
近年、日本の一部演劇(ミュージカル)ファンから生まれたものと思われます。
これも和製英語の一種と言えるでしょうか?

日本でも、大きな劇場で行われるミュージカルなどでは
スタンディング・オベーションが定着してきた感もありますが、
小劇場などではあまり見かけませんね。
立ち上がっての表現となると「恥ずかしい」「後ろの人の邪魔になるのでは」といった、
日本人特有の性分・文化がそうさせるのでしょうか。
映画館でもスタンディング・オベーションが見受けられる欧米とは、
文化が違うんだな、という感じがするところですね。

最近では、ネットの日記などを見ると、
「今日のあのシーン、ちょースタオベものだった」といった感じで、
実際には何もしていなくとも、とても感動したことを表す言葉として
若い方を中心に使われ始めているようです。
数年後には、こうした意味合いで辞書に載るような言葉になっているかもしれませんね。

「スタンディング・オベーション」奥付

  • Posted : 2008年10月12日 23:21
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