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社会福祉法人伸こう福祉会 ミュージカル「Beautiful Life」

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2012/3/8 19:57
ゲスト 
社会福祉法人発の取り組み 
6月23日(土)藤沢市民会館でミュージカル「Beautiful Life」を公演 
従業員・利用者・家族から出演者を募り、配役
〜監督は劇団四季アクターズ出身、ダンス指導者のHANA氏〜


神奈川県内で介護・保育事業を展開する社会福祉法人伸こう福祉会は、従業員や利用者家族、園児等の一般人だけで配役するミュージカル「Beautiful Life」を2012年6月23日(土)に藤沢市民会館において公演します。
監督には、劇団四季のアクターズを経て、米国の人気女性シンガーのバックダンサー育成などの経験を持つ、ダンス指導者のHANA氏を迎え、福祉施設を舞台に「介護の現場」をミュージカルで表現します。プロの俳優が出演しないミュージカル公演は、社会福祉法人としてはもちろん、民間企業でもほとんど前例のない取り組みです。


【伸こう福祉会とは】
1976年に片山 ます江(現・伸こう福祉会専務理事)が神奈川県藤沢市において認可外保育園を開園し、
1986年には鎌倉市に空き家となった独身寮を転用する形で老人ホームを開所しました。
同施設の開所が、独身寮改装型福祉施設という、今では一般的なモデルの原点となったと言われています。
1990年に伸こう会株式会社を設立後、2000年までに同様の方式により15施設を開所しました。
1999年に社会福祉法人伸こう福祉会を設立し、現在までに31の介護施設、6の保育施設を運営しています。
2000年に横浜市栄区に開所した特別養護老人ホームは、地域に開かれたレストランを併設し、
介護・看護の専門職の他に、音楽、理美容、食の専門職も雇用する等、多様なサービスの提供に注力しています。
2007年には、藤沢市に認可保育園を開園し、イタリアのレッジョ・エミリア・アプローチと呼ばれる教育法を取り入れています。


【ミュージカル公演企画に至る経緯】
伸こう福祉会が、本ミュージカルの公演を企画するに至った背景について、専務理事・片山 ます江は次のように述べています。
「私は学生の頃からミュージカルが好きで、よく舞台を見に行っていました。
華やかなライトを浴びながら、歌を歌い、ダンスを踊る。
フィナーレの際のキャストの輝かしい姿には何度も目を奪われました。
介護の仕事はご利用者様との「死別」という悲しい別れがつきもので、そのショックに胸を痛め、介護の仕事を辞める方もいます。
だからこそ当法人のスタッフには、亡くなったご利用者様に対しても“元気な姿を見せよう”との想いを表現できる場が必要だ、
その表現の場としてミュージカルのあのキラキラとした経験をさせてあげたいと介護事業に携わった頃から幾度となく感じることがありました。
このたび、HANA先生と出会ったことによって、その夢を現実にする設計図が描けました」

HANA氏(深澤 きよ美)は、劇団四季のアクターズを経て、米国の人気女性シンガーのバックダンサー育成などの経験を持つ、ダンス指導者です。
株式会社HANAエンタープライズの代表を務め、藤沢市辻堂にてダンス・スタジオの運営、ならびに藤沢市、鎌倉市や平塚市など10地域の公共施設で未就学児、小学生や中高生を主な対象にダンス指導をしています。

伸こう福祉会の専務理事の片山他、数名のスタッフが、2011年9月3日にHANA氏が主宰するダンス公演
「Danceだ!Party Vol.5」(於:藤沢市民会館)を鑑賞し、彼女の指導姿勢に感銘を受けたことを契機に交流が始まりました。
同月下旬に構想していたミュージカルの企画について、HANA氏に相談したところ、総監督として参画することを快諾、
これに呼応し、伸こう福祉会として正式に公演を実施することを決定しました。


【オリジナル・ストーリー「Beautiful Life」を書き下ろす BGMも作曲家によるオリジナル】
本ミュージカルの特徴は、出演者が伸こう福祉会の運営する介護施設に従事するスタッフ、保育園に従事するスタッフをはじめ、
介護施設利用者家族、園児(及びその家族)や取引先企業の従業員などすべて一般人の総勢約170人で構成されています。
2011年10月から2012年1月までの間、各施設にポスターを掲示するなどしてオーディションや体験会を行い、出演者を募集しました。

脚本は、福祉施設を舞台に「介護の現場」を表現することを目指し、
文学座の高橋耕次郎氏の構想をベースにHANA氏が書き下ろし、伸こう福祉会理事長・足立聖子が加わって完成させました。
挿入歌は作曲家で国際新堀芸術学園講師でもある畑中雄大氏に依頼し、
歌唱指導は東京藝術大学声楽科出身の伸こう福祉会スタッフの堀部 祐二が担当、ダンス指導にHANAエンタープライズ取締役のYOSSHII氏を迎えました。

同年2月4日から「プロローグ」「第一幕」「第二幕」「第三幕」「第四幕」から構成されるミュージカルを、各幕を月ごとに分けて練習を開始しました。
基本的には毎週月曜日に歌の練習2時間、火曜日にダンス2時間、土曜に総合練習を3時間行うほか、補講も随時行い、不足しがちな練習量をカバーしています。



【ミュージカル「Beautiful Life」について】
・タイトル  :「Beautiful Life」(ビューティフル ライフ)
・公演日時  :2012年6月23日(土) (※開場は各開演30分前)
        第一部:開演13時 (15時終了)
        第二部:開演17時 (19時終了)
・会場    :藤沢市民会館大ホール (1,200人収容)
        〒251-0026 藤沢市鵠沼東8-1 TEL:0466-23-2415
・チケット料金:2,000円 (税込)
・主催者   :社会福祉法人伸こう福祉会


本ミュージカルは、介護事業者、ならびに地域情報紙誌や介護専門紙誌など新聞社・出版社に後援・協賛の立場で参画してもらえるよう働きかけています。
公演当日は、昼と夕方開催の二部制(計2,400人)とし、介護事業に従事するスタッフや介護施設利用者とその家族、介護スタッフを目指す学生、またより多くの一般人の参加を期待しています。
伸こう福祉会は、今回の公演を機に隔年で同様のミュージカル公演を実施する計画です。


■ミュージカル「Beautiful Life」ストーリー(あらすじ)
舞台は老人ホーム「クロスハート」。そこには、ばたばたと目まぐるしく働くスタッフたちの姿があった。仕事に始まり、仕事に終わる、そんな毎日。
介護の仕事は大好きだけれど、目の前のことに精一杯。日々の業務に追われて、人が人を支えるために大切なことの本当の意味を、いつしか忘れてしまっていた。
ある日、1人の元音楽教師の女性・まりあがホームへ入居してくる。
まりあは、自分の人生のフィナーレを楽しく迎えたいと願っていた。しかし、自分のしたいことと現実の違いに、心を閉ざしてしまう。
まりあが自分を抑えてスタッフの仕事の流れに身を任せていると、ホームの隣の保育園「キディ」から賑やかな歌声が聞こえてくる。まりあは初めて自分のしたいことを声に出す。
「私をキディに連れて行ってくださらない?」
まりあを通じて、少しずつ、「本当の介護とは?」と葛藤し始めるスタッフたち。
人として最期の時を迎える前に、ご利用者様は何をホームに望んでいるのか。
そして、スタッフに何ができるのか。
現実に介護の現場に身を置く出演者たちが、ミュージカルを演じることで自分自身と会場の観覧者に問いかけ、共に考え、共に解(こたえ)を探していく。


■主な登場人物
・まりあ …「クロスハート」に新しく入居した高齢女性。元音楽教師。
・中野  …「クロスハート」の介護スタッフ。元気がないまりあのことを心
配する。
・施設長 …「クロスハート」の施設長。「クロスハートベーシック」の意味
にスタッフが気付くことを願っている。
・ひかり …「キディ」の園児。まりあの歌に対する想いを聞き、歌が好きに
なる。
・小池正一…まりあの音楽教師時代の生徒。親の離婚でふさぎこんでいたが、
まりあのおかげで元気を取り戻す。
・小池正吉…正一の父親。後に、まりあの夫となる。


■スタッフ
・監督(総合演出):HANA (株式会社HANAエンタープライズ 代表取締役)
・助監督    :韓朱仙 (NPO法人コモンビート 理事)
・助監督補佐  :夏原紗千子 (NPO法人コモンビート)
・ダンス指導  :YOSSHII (株式会社HANAエンタープライズ 取締役)
・作曲     :畑中雄大 (作曲家)
・歌唱指導   :堀部祐二 (伸こう福祉会 横浜市屏風ヶ浦地域ケアプラザ
地域コーディネーター)
・脚本     :高橋耕次郎 (文学座 演劇部 座員)、HANA、足立聖子 (伸
こう福祉会 理事長)
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