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鳥の劇場『天使バビロンに来たる』

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/1/11 11:11 | 最終変更
鳥の劇場 
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鳥の劇場2012年度プログラム<創るプログラム>
 『天使バビロンに来たる』
原作:F.デュレンマット 翻訳:宮下啓三 構成・演出:中島諒人
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制度と経済に 支配された我々は 人生を“美”によって 再構築できるのか?


神と王と乞食と大衆によるポップな政治劇。
現代アートの拠点岡山・犬島で昨秋日本初演。
大好評の作品が本拠地鳥取でいよいよ上演。


日時:2013年2月22日(金)〜24日(日)、3月1日(金)〜3日(日)
・2月22日(金)、3月1日(金)は19:30開演
・2月23日(土)、24日(日)、3月2日(土)、3日(日)は14:00開演

会場:鳥の劇場(鳥取県鳥取市鹿野町)
料金:大人2,000円 中高生500円 小学生以下無料
※チケット発売は1月21日(月)から
お問合わせ:電話0857-84-3268 電子メール:info@birdtheatre.org
詳しくは鳥の劇場HPにて→http://www.birdtheatre.org/


概要:スイスを代表する現代劇作家デュレンマットの戯曲を取り上げます。国内外で高い評価を得た『老貴婦人の訪問』に続いて、鳥の劇場がつくる二作目の“デュレンマット”です。古代の最先端都市バビロンを舞台に、コミカルで哲学的な現代文明批評が展開します。


文明都市バビロンに、孤独な王がいる。壮大な都をつくり、貧困をなくすために、公務員として多くの人を雇用している。王は、この国にただ一人残された乞食に職を与え、自分の統治をより完璧に近づけようと考える。が、乞食は自由を求め、王の提案を頑として受け入れない。そこに天使が現れる。天使は地球の美しさに驚嘆しつつ、神がつくったばかりの無垢な娘を地上に残して去る。この娘の美しさが、金と権力に支配されたバビロンの人々の心を混乱させ、都市の日常を、やがては王権すらもを動揺させる。
権威と軍事力にすがる王、保身のことしか考えない無責任な政治家や宗教家、気分で動く大衆。これらに対置されるのが、乞食の自由さと無垢な娘の美しさです。50年以上前に書かれたこの戯曲は、さまざまな制度や経済に支配された私たちに、人生を“美”によって捉え直すことは可能なのかと問いかけます。漫画的な登場人物やスピーディーで破天荒な展開の向こうから、巨大でストレートな問いが投げつけられるのです。「我々の社会はどうなっていくのか?」と考える多くの皆さんと分かち合いたい作品です。(演出家/鳥の劇場芸術監督 中島諒人)
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