お芝居メルマガ「シアターリーグ」

vol.66 2003/11/26




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         お芝居めるまが「シアターリーグ」 
Vol.66                http://www.moon-light.ne.jp/
      発行部数 まぐまぐ:5439 めろんぱん:135 melma:22
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今日はペンの日。
1935年の今日、日本ペンクラブが設立されたことを記念するものです。

日本ペンクラブは文筆に従事する人たちの文化団体で、
初代会長は島崎藤村が務めました。
ちなみにペンクラブの名前の由来は
P=PlayWrite,Poet(劇作家、詩人)
E=Esseist,Editter(随筆家、編集者)
N=Novelist(小説家)
それぞれの頭文字に由来しているそうです。
合わせてPENとは、なんとも上手くできていますね〜

ちなみに、英語の「PEN」の語源は、これと同一
・・・のわけがなく、
「羽」を意味するラテン語「penna」から由来しています。
昔、PENは鳥の羽先を削ったものを使っていたことから来ているのでしょう。

さらにちなみに、英語の「PENCIL」
これはPENの語源とはまったく関係がなく、
「尻尾」を意味するラテン語に由来しています。
つまり、インクをつけて書く物が鳥の羽先を利用したPENで、
動物の尻尾のような筆などがPENCILということですね。

と、いうだけならいいのですが
実は、PENCILの語源のラテン語は、なんと「penis」
「尻尾」「ペニス」「鉛筆」
見た目の理由もあるということなんでしょうか・・・


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             演劇関係ニュース 
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ミス・サイゴン

1992年から504日間のロングランで111万人もの動員を記録したこの作品。
実物大のヘリコプターを使うなど、舞台装置のスケールの大きさからか
なかなか再演が行われませんでした。
しかし来年の8月、ついに再演が決定しました。

1万2千件の応募から選ばれた主なキャストは下記の通りです。

ENGlNEER(エンジニア)=市村正親・筧利夫・橋本さとし・別所哲也
KIM(キム)=笹本玲奈・知念里奈・新妻聖子・松たか子
CHRlS(クリス)=石井一孝・井上芳雄・坂元健児・貴水博之
JOHN(ジョン)=石井一孝・今井清隆・岡幸二郎
ELLEN(エレン)=ANZA・石川ちひろ・高橋由美子
THUY(トゥイ)=泉見洋平・坂元健児・tekkan
GIGI(ジジ)=杵鞭麻衣・高島みほ・平澤由美

ブロードウェイでは、
9年間4063ステージというロングランを記録した作品です。
是非観てみたいですね。


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☆「10年目の交霊会〜思い出を変えないで〜」(竹村直久)
  極限青春サスペンス。キャスト5人。超低予算可。
  10年振りに集まった高校時代の仲間たちが、
  事故死した恩師の霊魂を呼び寄せる交霊会を催すのだが、
  出現した先生の霊はとんでもないことを叫び始めるのであった・・


☆「トリック2」(蒔田光治)
  テンポのよさと絶妙なキャラでマニアを魅了した、
  大人気の堤幸彦ドラマ、テレビドラマ第2版!


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            今週の舞台・演劇用語
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「間」(ま)

間隔や頃合いを指すこの言葉、いろいろと使われますよね。
「間が悪い」「間が抜けている」etc・・・
この「間」という言葉、演劇の世界から生まれたようです。

俳優の動きや台詞などの間、行動と行動の間を「間合い」と言います。
この「間合い(間)」の取り方が、
俳優の善し悪しを決めるといっても過言ではないでしょう。
「間」を上手に使い、舞台に緊張感を生み出すのは、
演劇の最も難しくそして大切な事ではないでしょうか。

その「間が抜ける」と「間抜け(まぬけ)」になってしまいます・・・



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あとがき

こんにちは。Kantaroです。
先週の後書きで、観劇中携帯の電源を切らず、マナーモードにしている
と書いたところ、たくさんのメールをいただきました。
メールをくださった皆様、ありがとうございます。
個々にご返信できずに申し訳ありません。

まず、先週書いたあたし自身のことですが
あたしはマナーモードにしていても
バイブにもしていませんし、観劇中に着信を確認することもありません、
と言うことを、まず付け加えさせていただきます。
ちょっと言葉が足りなかったようで、申し訳ありません。

さて、いただいたメールのすべてが
様々な理由で、電源を切ったほうがいい、というものでした。
理由としては、劇場機器の誤作動の怖れがある
携帯の電池切れなどのトラブルで音がなってしまうことがある
観劇するときくらい集中して見よう、等々。

あたしも、皆様が仰ることはよくわかりますし
できる限り電源を切ったほうがいいと思います。
しかし、ちょっと疑問に思ってしまう部分もあります。
と言うのも、そもそもこの携帯の問題は、観劇するときのマナーの問題です。
観劇のマナーで言えば
芝居中に喋る、咳払いをする、ちょこちょこ動く、飲食物を席に持ち込む、
などなど、観劇していて非常に気になる、マナーを守れない観客は
既に浸透した感の在る携帯の問題以外の方が多いような気がします。

また、芝居を観劇する方の中には、
多忙な時間の合間を縫って来ている人もいると思います。
観劇中は絶対に電源を切れ、ということを言うようになってしまうと
多忙なビジネスマンなどは、無理だ、となりそうですhし
そんなうるさいこと言うなら行かない、
という人も多いのではないでしょうか?

例えば映画を観に行けば
コーラとポップコーン片手に見ることが許されています。
たしかに、舞台演劇は役者さんがその場で演じているので
観客も一つの舞台を共に作る意識で観るのが楽しいですし、
またそうあってほしいとあたしも思いますが
だからといって、それをすべての観客に強要してしまっては
ますます演劇は敷居が高い、という感覚を
多くの方に抱かせてしまうのではないでしょうか?

ですから、演劇界全体のためにも
芝居関係者の方や、劇場、そしてこうして情報を発信している立場のあたしも
あまり小うるさいことを言うのはどうだろう?
と、思うのです。
皆様はいかがお考えでしょうか?
反論・ご意見などお待ちしております。

多くの方と話し合うべきことだと思いますので
できれば、私ども宛のメールではなく
掲示板に書き込んでくださると嬉しく思います。

                               Kantaro
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