2006/10/18

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」  
Vol.217               http://www.moon-light.ne.jp/
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今週は新聞週間。
毎年、10月15日からの1週間が新聞週間となっています。
今年は、ちょうど今週1週間が該当しますね。

新聞週間は、1948年に日本新聞協会によって第1回が開催されました。
期間中には様々な催しが行われる他、毎年公募で標語が決められます。
59回目となる今年の標語は「あの記事がわたしを変えた未来を決めた」
新聞配達に関する標語は「宅配がささえる読者の知る権利」

日本は、世界でも珍しい新聞の宅配制度があり、
最近何かと問題視されていますが、この標語を見ると、
宅配制度の維持に必死な感じが伝わってきますね。



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            演劇ニュース&コラム
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ぴあが3Dセキュアを導入
ネットでのチケット販売のセキュリティを強化

舞台版「こちら葛飾区亀有公園前派出所」
舞台CDが発売されます

私がオバさんになってる!?
米米CLUB演劇部の舞台

フール・フォア・ラブ
行定勲が舞台初演出

映画チケット情報
10/21〜公開映画の全国共通前売り割引チケット

演劇チケット情報
10/10〜10/18発売の演劇・ミュージカルのチケット



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              戯曲 Pick Up!
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シナリオリーグ」に掲載されている戯曲からPickUp!

二十世紀遺産」(よこたたかお)
17歳のときに書いた上演されなかった処女作です。
上演時のアンケートには「高校生でこれを書けるはずがない」とかかれました。
NUDOという団体は、東京新聞、NHK、朝日放送などに取材された経歴があります
若いです。若さだけが頼りです。



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             今週の舞台・演劇用語
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「遠見」(とおみ)

歌舞伎の世界から生まれた用語で、
背景を描いた建具(パネル)のことです。
遠見という言葉の通り、遠くに見える景色を描いており、
山や海、また野原や庭園など様々です。

これに対してしっかりと線を引いて描く建物などの景色を書いたものを、
「書き割り」と言い区別します。

また近年では、
映画の世界から生まれた、背景画が描かれた幕を吊る場合もあります。
こちらは「ドロップ」と呼ばれ、値段もかなり高い物ですが、
幕としてアップダウン出来るので重宝がられております。

写実的な物から抽象的な物まで様々ですが、
演劇の大切なアイテムの一つですので、是非劇場で注目してみてください。

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あとがき

先週末、映画の北米興行収入で、日本のホラー映画「呪怨」シリーズの
ハリウッド・リメーク版「ザ・グラッジ2」が首位を獲得したそうです。
相変わらず日本発の映画が好調ですね。

日本国内では、昨年(2005年)日本映画のシェアが40%を超えたとのこと。
これは大ヒット映画「もののけ姫」が公開された1997年以来のことで、
2004年との対前年比をみると、洋画は88.3%と落ち込んだのに対し、
邦画は103.4%と伸びを示しています。

また映画館(スクリーンの数)も、今春には全国で3,000を突破。
1960年に7,500程あったスクリーンが、1970年には3,000程に減少、
1993年には1,734まで落ち込み、再び70年当時まで盛り返したことになります。
しかし、あまりに極端な増減には驚きです。

こう見ると、日本映画界は非常に順調な感じがしますが、
最近新設された映画館の90%以上がシネマコンプレックス(複合映画館)。
複数の小さなスクリーンを持つシネコンが増えたおかげで、
全国各地で同じヒット作が見られるようになった一方、
低予算映画や、インディペンデント映画などでは、
公開さえできずに埋もれていく作品が増えています。

映画や音楽など、趣味嗜好に関するものは、本来十人十色のはずですよね。
プロ野球の人気低迷が言われるのも、サッカーや格闘技など、他の選択肢が
増えた結果でしょうし、音楽CDの売上げを見ても、特定の曲だけが数百万の
セールスをあげる、一曲集中の状況は脱した感があります。

映画界も、本来多種多様であるはずファンのニーズに応えていかなければ、
結局はファンを失望させ、再び先細っていくのは明白な気がします。
例えば洋画であれば、韓流ブームといって韓国映画ばかり封切るのではなく、
多様な国の多様なジャンルの、良い作品を期待したいですよね。

                               kantaro
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