寸劇

「寸劇」(すんげき)

「寸劇」とは、ごく短い上演時間の芝居を意味する言葉です。
宴会の席などで座興で演じるちょっとしたお芝居や、
お笑い芸人が演じるコントなどが「寸劇」と言われるものです。

「寸劇」という言葉は、長さを測る単位の尺貫法の時代に生まれたもので、
「寸(すん)」はメートル法の3.03cm、つまり長さを表す言葉です。
尺貫法は大きい方から順に「丈・尺・寸・分」という単位が使われますが、
短い時間の芝居を意味する言葉ながら、
最も小さい単位の「分」ではなく「寸」が使われているというところに、
なにか意味がありそうな感じもしますね。
ちょっとした劇だけれども、「分」ほど小さくはない、
現在でいえば「mm」ではなく「cm」くらいはある、ということでしょうか。
いずれにせよ、長さの単位は尺貫法を用いることの多い、
演劇界らしい言葉のような感じがします。

また演劇界では、「寸劇」は「即興劇」のような意味としても使われます。
例えば、即興の寸劇を取り入れているワークショップは多いですし、
与えられた課題に関しての寸劇を仲間の前で披露する
「寸劇発表」を稽古に取り入れている劇団もあります。
つまり、俳優にとって即興で寸劇を演じることは、
演技力を磨く良い手段の1つだと考えられているわけですね。

「寸劇」奥付

  • Posted : 2008年12月30日 00:25
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