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「ジョルジュ・ルオー アイ・ラブ・サーカス」展 パナソニック汐留ミュージアム

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通常 「ジョルジュ・ルオー アイ・ラブ・サーカス」展 パナソニック汐留ミュージアム

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2012/9/21 18:58
ゲスト 
パナソニック株式会社の企業ミュージアム、パナソニック 汐留ミュージアムは、 ルオー財団特別企画展「ジョルジュ・ルオー アイ・ラブ・サーカス」展を 2012年10月6日(土)から2012年12月16日(日)まで開催いたします。
 ジョルジュ・ルオーの絵画作品の中で、サーカスのテーマは全体の3分の1を占めています。美術史全体においても、一人の画業の中でサーカスがこれほど大きな割合で取り扱われたことはないでしょう。
 ルオーは道化師を中心にサーカスにまつわる多様な人物像を描き、誰よりも優れた「道化師の画家」と
呼ばれました。ロートレックやピカソなど近代画家の誰もがこの主題を取り上げるなか、ルオーがこのテーマを追求した理由は彼らとは全く異なります。彼は場末の市にかかる安サーカスや、うら哀しい旅回りのサーカスに特別に心を寄せ、その哀切さを通して人間本来の姿を暴き出そうとしました。
「われわれは皆、道化師なのです」と自身が語るように、彼らは罪深い社会で苦悩する人間を象徴する存在であり、彼らを描くことは人間の背負う苦悩や絶望を問いただし、またそうした世だからこそ求められる恩寵や愛を描き出すことだったのです。
 本展では、パリのルオー財団の特別協力により、サーカスを着想源にしてルオーが描いた初期から晩年までの重要な版画と絵画が一堂に集結します。また、ルオーが実際に見たサーカスの
ポスターやプログラム、当時の新聞・雑誌記事や絵葉書などの貴重な資料も初公開されます。19世紀末から20世紀初頭のサーカスやキャバレー文化を追いながら、ルオーの思想とサーカスとの接点を探り、ルオーがこのテーマを繰り返し描くことで何を表現したかったのかを解き明かす展覧会です。


「ジョルジュ・ルオー アイ・ラブ・サーカス」展
日程:2012年10月6日(土)~2012年12月16日(日)
時間:10時より18時まで(ご入館は17時30分まで)
休館:毎週水曜日
会場:パナソニック 汐留ミュージアム
   東京都港区東新橋1-5-1パナソニック東京汐留ビル4F
   JR・東京メトロ銀座線・都営浅草線・ゆりかもめ「新橋」駅より徒歩6~8分、都営大江戸線「汐留」駅より徒歩5分
http://panasonic.co.jp/es/museum/access/
主催:パナソニック 汐留ミュージアム、朝日新聞社
後援:フランス大使館、NPO法人国際サーカス村協会、港区教育委員会
特別協力:  ジョルジュ・ルオー財団
協力: エールフランス航空、アサヒビール株式会社
料金: 一般:800円   大学生:600円   中・高校生:200円  小学生以下:無料
65歳以上の方で年齢のわかるもの提示:700円
20名以上の団体:各100円引(65歳以上は除く)
障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで:無料
URL : http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/12/121006/

■ 展示のみどころ  ※出品作品は変更になることがあります
第1幕 悲哀‐旅回りのサーカス  1902-1910年代

 貧しい少年時代、きらびやかなサーカスの世界に夢中だったルオー。
サーカスの道化師はルオーにとって常にアイドルでした。『道化師は私だ、我々だ…』という自身の言葉にもあるとおりルオーにとってのサーカスは「どんちゃん騒ぎ」ではなく、孤独と悲劇性を帯びたものでした。
 日本ではあまり紹介されたことのないルオーの道化師の原点でもある初期のサーカス作品をご紹介します。

【出品作品】
・≪タバランにて(シャユ踊り)≫ 1905年  パリ市立近代美術館蔵
・≪サーカス≫ 1905年 パリ市立近代美術館蔵        ほか

≪自画像コーナー≫ ※全点本邦初公開作品
 一枚の写真をもとに道化師に扮した自分の姿を描き始めたルオー。1920年代の道化に扮した自画像にはルオーの内面の葛藤が見られます。
 道化師はルオーにとって自分自身であるとともに「人間」の象徴そのものでした。他人から理解されず、自由で無欲で、勇敢で常に満たされぬ思いを抱いている「人間」、決して希望を失わず、希望することによって人生と運命とを支配する「人間」の象徴なのです。

【出品作品】
・≪自画像≫ 1920-21年 個人蔵、パリ
・≪自画像2≫ 1926年頃 ジョルジュ・ルオー財団蔵     ほか

第2幕 喝采‐舞台をひと巡り  1920-30年代

 ルオーが描いたサーカスの道化師たちが舞台で一堂に挨拶します。道化師は≪アクロバット≫を演じ、曲馬師は白い馬にまたがり、踊り子たちはダンスの練習、そしてライオンもいます。鮮やかな色彩で描かれたサーカスの登場人物たちのルーツを探ります。
 また、ルオーが生涯描いた最大級の油彩画が本展で初めて3点揃って展示されます。その中の1点≪傷ついた道化師≫は本邦初公開作品です。これらの作品はタピストリーの原画として原寸大に描かれたものです。

【出品作品】
・≪傷ついた道化師≫ 1932年 個人蔵、パリ
・≪踊り子≫ 1931-32年頃 ジョルジュ・ルオー財団蔵
・≪小さな家族≫1932年  出光美術館蔵     ほか

≪サーカス資料コーナー≫ ※全点本邦初公開作品

ジョルジュ・ルオーが実際に見ていたサーカスのパンフレットやポスター、および同時代のモンマルトル風俗を象徴するバルやキャバレーの音楽や店の様子を描いた絵葉書などの資料を紹介します。20世紀初頭にタイムスリップしたような空間で、ルオーが描きたかった「享楽のパリ」を体感していただきます。

【出品作品】
・アドルフ・ヴィレット≪フレンチカンカンの脚形をしたルーレット≫ 20世紀初頭 個人蔵、パリ
・シャルル・レヴォ≪「シルク・フェルナンド マルティー通り 夏の音楽会」ポスター≫ 1880-1900年頃 カルナヴァレ美術館蔵     
・≪シルク・メドラノのプログラム(1900年2月23日)≫1900年 個人蔵、パリ   ほか

第3幕 記憶‐光の道化師  1940-50年代

 晩年、道化師は愛と犠牲を体現するキリスト的な人物像と一体化していきます。憂愁のサーカスと道化師は、存在の意味について考察するための対象となります。後年になるにつれ、色彩は鮮やかさを増し、ステンドグラスのように光り輝きます。《貴族的なピエロ》を中心に、晩年のルオーの道化師を解剖し、画家が目指した究極の理想的人間像を解明します。

【出品作品】
・≪貴族的なピエロ≫ 1941-42年頃 アサヒビール株式会社蔵
・≪うつろな夢≫ 1946年 ポンピドーセンター蔵         ほか
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