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2005年6月24日

愛・地球博

愛知万博に行って来ました。
今後初めて行かれる方に参考になりそうなレビュー&レポートを書いてみます。

準備段階で調べてみて、車でも電車でもアクセスが悪そう・・・
と、思った関東在住の私は、車で浜名湖まで行き、直行バスで万博に行く方法を取りました。
結果、これは大正解のような気がします。
現地のバス会社の対応が酷く、ちょっと嫌な気分になった以外は、浜名湖から万博会場まで居眠りしながら1時間。
値段も往復¥7,000でしたし、他の交通機関と比べても値段&労力両面でお薦めできると思います。
かなりあちらこちらから直行バスは発着しているので、是非調べてみることをお薦めします。
ただし、わざわざ乗りに行かない限りリニアモーターカーには乗れませんので、
それに乗りたい方は電車で行かれた方がいいと思います。

さてさて万博ですが、正直どうなんでしょう?
事前予約などでオフィシャルサイトを見ていたときも、
よくここまでわかりづらく作れるものだと感心しましたが、現地の会場内も同様でした。
まーわかりづらい。
一日いれば、帰る頃には大体会場内を把握できますが、
ほとんどであろう初めて行く人にとっては、案内板も少なく、人だらけで何がなんだかわからないと思います。
そう、6月の金曜日だというのに驚くほど混んでました。
夏休みに入って土日に行こうと計画している方は、かなりの覚悟が必要な気がします。

私は、会場に10時前に着き、迷いながらも1人1つできるパビリオンの当日予約を目指したのですが
着いた時にはもう当日予約は終了していました。
人気パビリオンの当日予約を目論んでいる方は、開園早々予約機へダッシュしない限り無理だと思っていた方がいいと思います。
企業パビリオンは、この日でも3時間待ちなどざらでしたから
絶対見たいパビリオンは、チケットを持っていればできる2箇所の事前予約で押さえて、
あとは諦めるか、3時間待ちを覚悟して行った方が良さそうです。

それから噂通りどにかくだだっ広いので、歩く面でも気合いが必要です。
歩きやすい靴で、荷物は極力少なくした方がいいと思います。
それと、山間部にある印象の万博ですが、気温は平地と変わらない感じです。
弁当持ち込み可能になりましたが、歩く負担もありますし、これからの季節持っていかない方がいいような。
けれども、中のレストラン・コンビニも必ず並ばなければ何も買えません。
ジュース1本買うにも、並ぶことを覚悟して行った方がいいです。
しかも、買った飲料はまず冷えてないことも覚悟しておいてください。
とにかく、客に対して販売店の数が不足しています。

総括すると、愛知万博をレジャー施設と見なすと、こんな酷いものはありません。
私は、筑波・横浜・大阪花博などの万博も行きましたが、それらと比較しても酷い。
これから行かれる方は、万博の雰囲気を味わいに行くか、
アジアやアフリカなど馴染みの薄い国を知りに行くつもりで行けば、それなりに楽しめるかもしれません。

この万博に行って私が一番思ったのは、
日本はやっぱり資本主義の国なんだなぁということ。
だって、メインゲートを潜ってすぐにあるのが、一番人気のある企業パビリオンで、
最も人気のなさそうなアフリカなどが一番アクセスしづらい場所にあるのです。
ふつうに客の流れなどを考えれば、
一番アクセスのいい場所を一番人でごった返すゾーンにするなんてあり得ないですよね。
まぁ、いい場所にある企業がたくさんお金を出して、この万博が成り立っているのでしょうが、
とにかく来場者のことを第一に考えた万博でないことは確かだと思います。

愛・地球博特集

「愛・地球博」奥付

  • Posted : 2005年6月24日 12:28
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  • Category : Essay | 管理人の雑文 | シアターリーグ
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