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舞台「ろくでなし啄木」WOWOWで放送

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2011/4/28 19:14 | 最終変更
管理人A  管理人   投稿数: 3154


三谷幸喜生誕50周年スペシャル企画の第1弾舞台「ろくでなし啄木」を、WOWOWは5月4日(水・祝)の18:15に放送する。
弱冠27歳で夭逝した薄幸の歌人・石川啄木。純朴なイメージを持つ彼だが、一方で金にルーズで女好きな一面を持っていたと言われている。本舞台では、そんな啄木をめぐる謎とサスペンスを、舞台初共演の藤原竜也と中村勘太郎、吹石一恵の3人で描く。

石川一(はじめ)(啄木の本名、役・藤原)の死後10年。歌碑の除幕式に訪れ、ベンチに1人腰掛ける一の友人・テツ(勘太郎)。そこへ一の元恋人・トミ(吹石)が現れ、12年前に起きた事件の真相を教えてほしい、とテツに迫っていく。そして、生前、一に翻ろうされた2人が、12年前のあの夜のことを語り始める。

明治42年の春。宮城県・仙台近くの温泉宿の一室に、旅行でやって来た一、テツ、トミの姿がある。イタズラ好きで破天荒な一は、トミに甘え子供っぽい一面を見せる。一方、テツは、トミに思いを寄せながらも2人を見守るしかできない。そんな中、借金に悩む一は、テツを巻き込んだある計画を企てる。事情を聞いたトミは、一のために体を張って協力するが、事態は意外な方向へ…。「トミさん、あなたはあの夜の一面しか知らない」、テツは意味深なセリフを観客に投げ掛ける…。
語り手がトミからテツ、そして一に代わり、それぞれの視点からあの夜の出来事が振り出しに戻って再現されていく。早回しのダイジェストのような演技を見せる3人の演技は楽しく、会場を一層笑わせていく。ちぐはぐに思える証言の裏には、一が仕掛けたさまざまな思わくがあり…。

内面を映し出すことに長けた藤原の迫真の演技はさることながら、アドリブさながらの掛け合いで会場から大きな笑いと拍手を生み出す勘太郎の演技は必見。また、舞台初出演とは思えない貫禄の吹石が、ストーリーを一層盛り上げる。三谷の味付けで笑いあり、涙あり、観終わった後、苦しみの中にある一の純粋な思いに、どこか優しく切ない気持ちが生まれてくる。

三谷幸喜の舞台「ろくでなし啄木」は、5月4日(水・祝)夜6:15に放送。



▼5/4 18:15〜 WOWOW
「ろくでなし啄木」
日程:2011/1/07〜1/23 東京芸術劇場(東京)
   2011/1/27〜2/13 シアターBRAVA!(大阪)
   2011/2/17〜1/26 天王洲 銀河劇場(東京)
収録:2011/2/24 天王洲 銀河劇場(東京)
企画・制作:ホリプロ
脚本・演出:三谷幸喜
出演:藤原竜也/中村勘太郎/吹石一恵

三谷幸喜大感謝祭 | 演劇ニュース
「ろくでなし啄木」DVD | 演劇ニュース
投票数:1 平均点:10.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2011/4/29 14:12 | 最終変更
ゲスト 
27歳で天逝した薄幸の天才歌人・石川啄木。残された肖像写真からは、純真で才能に満ち溢れた病弱な文学青年のイメージが浮かぶ。しかし一方で啄木は金にルーズで、常に借金を抱え、女性にも目がなく、平気で嘘をつき、常に周囲の人々をふりまわしていたとも言われている。本当の啄木は一体どちらだったのか?
 三谷幸喜生誕50周年怒涛の新作ラッシュのトップを飾ったのは、謎の歌人石川啄木と彼に翻弄される男と女のエロティック・サスペンス。出演は、今回が初共演となる藤原竜也と中村勘太郎。ヒロインには今回が初舞台となる吹石一恵。人気実力ともにトップを走る若手俳優の豪華コラボレーションが実現した。
WOWOWが出演者3名に独占インタビュー

Q:脚本家三谷幸喜さん、演出家三谷幸喜さんそれぞれどういう印象ですか。
【中村勘太郎さん】台本は毎日10ページとか、5ページとかFAXで来るんですけど、やっぱり楽しみでしたね。後半になるにつれて三人なので、セリフ量も半端ないじゃないですか。だから、人の台詞を読んでいて「あ、この人可哀想だな。こんなに喋らなくちゃいけないんだ」とか思いながら、読んだりしてましたね。

Q:藤原竜也さんにとって初の三谷さん演出の芝居はどうでしたか。
【藤原竜也さん】新鮮でしたね。演出家としても今までにないタイプの方でしたし、もちろん作品もそうでしたし、おもしろいです。

Q:初舞台の吹石一恵さんはどうですか。
【吹石一恵さん】すべての事が凄すぎて。三谷さんの書き下ろしであるとか、三人芝居であるとか、お二人とご一緒させて頂くこととか。最近になってやっと、私はとんでもないことをやらせてもらっているのだということを認識し始めました。
お稽古は、付いて行く事に必死でした。毎日数貢ずつ台本が届くのですが、次の日稽古場に行ったら、二人はほとんど頭に入っていて・・・パニックになってしまいました。初体験だらけで、本当に無我夢中で今日まで来たって感じです。

Q:稽古場で自分たちのアイディアが採用されるなんてことはありましたか
【藤原さん】たくさんありました。これもみんなで話していたのですが、コメディーというか、おもしろく、くだらないことを真面目にやることの難しさが今回すごくありました。また自己の開放していく作業が求められていたので、もう立ち止まっている暇はないですね。考えるより、どこまで可能性が広がるのか。勘太郎さんなんか動き回っていて、いろんなアイディアはいっぱい。三人で出したものもそうだし、三谷さんのアイディアも、もちろん沢山含まれていると思います。

Q:三人芝居の楽しさと難しさはどうでしたか。
【藤原さん】やっぱり楽しい。三人しかいないので、動き回る量とか、台詞の量とかは多いし、誰かがバランスを崩してもいけないし。でも、おもしろいですね。なんだかんだ言って、三人だから成立する舞台であったなと思います。
【勘太郎さん】やっぱりテンポってすごく大事だと思いましたね。その前のテンションとかテンポのままいかなきゃいけないので。

Q:三谷幸喜さんに向けて一言。
【藤原さん】三谷さんには本当に危険な船というか、若者の無謀なというか危険な賭けによくのってくれたなと。そこに非常に感謝したいですね。
【勘太郎さん】本当にすごい人なんだなと思いましたね。三幕が出来上がったときなんて、結構密かにすごく感動したりしていたので。やっぱりすごいものを生み出してくるし、演出も難しいことを言うんですけど、それも楽しんでいたりして、やっぱり凄い人なんだと思うんです。
【吹石さん】この度、初舞台を、「いつか三谷さんで踏みたい」という私の夢を叶えてくださって、本当に有難うございました。すごい事をやらせて頂いているんだ!ということを日々感じながら、頑張っています。「50年後も仕事一緒にしたい」ということを言ってくださったので、これから50年間は頑張っていこうと思っています。

舞台「ろくでなし啄木」は、5月4日(水・祝)20:15よりWOWOWで放送。
※インタビューは舞台公演期間中に収録されたものです。

「ろくでなし啄木」DVD | 演劇ニュース
投票数:0 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2011/5/3 13:37 | 最終変更
ゲスト 
 三谷幸喜生誕50周年スペシャル企画の第1弾舞台「ろくでなし啄木」をWOWOWは5月4日(水・祝)の夜6:15に放送する。
 27歳で天逝した薄幸の天才歌人・石川啄木。残された肖像写真からは、純真で才能に満ち溢れた病弱な文学青年のイメージが浮かぶ。しかし一方で啄木は金にルーズで、常に借金を抱え、女性にも目がなく、平気で嘘をつき、常に周囲の人々をふりまわしていたとも言われている。本当の啄木は一体どちらだったのか?
 三谷幸喜生誕50周年怒涛の新作ラッシュのトップを飾ったのは、謎の歌人石川啄木と彼に翻弄される男と女のエロティック・サスペンス。出演は、今回が初共演となる藤原竜也と中村勘太郎。ヒロインには今回が初舞台となる吹石一恵。人気実力ともにトップを走る若手俳優の豪華コラボレーションが実現した。
そこで今回、WOWOWが作・演出の三谷幸喜に独占インタビューを行った。

Q:稽古場の様子はどうでしたか。
 20代の人たちとやることが、こんなにも僕にとって刺激的なことなのか、新鮮なことなのかとすごく感じました。とにかくパワフルだし。台本は稽古をしながら、10枚また10枚と少しずつ渡していったんです。たとえば、新たなページをその日の最後に渡す。で、次の日の稽古に集まってくると、もう誰も台本を持っていないんです。覚えてきているんです。そのシーンでやらなくてはいけないこと、言わなくてはいけないことを、藤原竜也さんも中村勘太郎さんも理解しているから、いきなり立つわけですよ。こんなにすぐ台本を持たずに立ち稽古をやってしまう二人っていうのは、どれだけの才能と集中力、体力なんだろうと驚いたし、それを演劇とはそういうものなのなんだと思い込んでしまって、一生懸命についていった吹石一恵さんも、本当に頑張ったと思いますね。

Q:啄木は藤原竜也さんをイメージされたんですか。
 石川啄木があの写真から醸し出すイメージと実態が全然違っているという二面性に興味を持って。誰にでも好かれる笑顔が眩しい、そして早く亡くなってしまった不幸な天才歌人である一面と、女好きで博打が好きで借金を抱えて、色々な人を騙して生きてきたダークな一面を持つ啄木。両方が演じられる俳優さんは藤原竜也さんしかいないと思い、彼にぴったりな題材だなというところからですね。



Q:今回脚本家として、おもしろいものを書こうという感じで書いたわけではないとお聞きしましたが。
 僕はずっとコメディを作ってきて、今後も作り続けるつもりでいるし、自分は喜劇作家だと思っているんです。だけど、今回は僕の考えているコメディとは違うもので。僕の考えるコメディは、映画であれ、舞台であれ、とにかく台詞とかストーリーとかシチュエーションとか、もしくは小道具ひとつひとつにおけるすべてのものが“笑うため”に作られているもの。今回はあきらかにそうではないんですよね。笑わせるためではない要素がたくさんあるから。結果的には自分が思っていたよりもちょっと多く笑いは存在しましたけど、それは俳優さんの資質というか、稽古しながら作っていったもので、そこに僕も想像しなかったような笑いが増えていきました。それでもやっぱりこれはコメディではないし、僕も最初からそのつもりで書いていました。

Q:なぜサスペンスという要素をいれようと思ったのですか。
 笑いはなくても、コメディではなくても、やっぱり僕が作るものはエンターテインメントでなきゃいけないと思っているので。「お客様を楽しませる」というものの中で、一番効果的なものが笑いだと思うんです。だけど、そうじゃない、笑いがない部分で、何ができるかと考えたときに、それはサスペンスの要素であったりとか、より深い人間ドラマの要素であったりとか笑い以外の要素をよりいつもより多く足していくということだと思ったんです。

Q:今回の「ろくでなし啄木」が三谷さんの今年の50周年企画の杮落としのような芝居ですが、全体を終えてみて「ろくでなし啄木」はどうでしたか。
 今年4本舞台をやるんですが、4本とも今までやったことないものにチャレンジするというテーマがありました。今回のチャレンジは、若い俳優たちとやるということもそうですし、今まで僕がやってきていない時間とか空間、しかも抽象的なセットの中での一瞬で場所をかえてしまうような演劇的な演出もある種、挑戦でした。でも一番大きな挑戦は、コメディじゃないもので、どれだけお客さんを引きつけることができるか、ということでした。そんなチャレンジの末に出来上がった「ろくでなし啄木」だったんですけど、僕なりにすごく手ごたえがあり、挑戦してみてよかったと思っているし、また挑戦のしがいがあった作品だったと思います。


舞台「ろくでなし啄木」は、5月4日(水・祝)20:15よりwowowで放送。
※インタビューは舞台公演期間中に収録されたものです。

「ろくでなし啄木」DVD | 演劇ニュース
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