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2005年5月14日

レ・ミゼラブル

帝国劇場で上演中の「レ・ミゼラブル
5/14マチネ(昼の部)を観劇してきました。

レ・ミゼラブル
バルジャン:山口祐一郎
ジャベール:鈴木綜馬
エポニーヌ:新妻聖子
ファンテーヌ:シルビア・クラブ
コゼット:知念里奈
マリウス:岡田浩暉
テナルディエ:佐藤正宏
テナルディエの妻:森公美子
アンジョルラス:東山義久

3/28に続いて、今回2度目の観劇。
前回は文句タラタラ書いたように、今まで観た中で最も酷い出来の舞台だったのですが
今回は打って変わって素晴らしい舞台でした。

何が良かったか、と言うのも難しいほど全てが素晴らしく、最高の舞台でした。
前回ぶつぶつ言っていたオケと演技のずれや狂いもなかったですし、
俳優個々も皆素晴らしかったように思います。

ただ、先日まで休演していた鈴木綜馬だけが
傍目からも辛げに見えてしまったのが残念。
私は彼が休演していたのを忘れていたのですが、
彼の最初のシーンから「調子が悪いのかな?」と思ったくらいで
ちょっと観ていて心配してしまいました。
体調不良という発表でしたが、風邪や発熱だったのでしょうか?

印象に残ったのは、佐藤正宏でしょうか。
「シンデレラ・ストーリー」のときも、一人で持っていっていた感があり、印象が強かったのですが
WAHAHA本舗の方らしく、暗いムードを払拭するシーンに相応しい明るさを振りまいていた感じでした。
ちょっとやりすぎで、目立ちすぎかな?という気がしなくもなかったですが・・・
でもテナルディエはこのくらいがいいのかな?

それから、特筆したいのは岡田浩暉。
以前は、歌は良くても悪い意味で舞台から浮きまくっている感が否めなかったのですが、
今日久々に観たらとても良くなっていたので驚きました。
私はTo Be Continuedの頃から、彼をあまり好きな方ではないのですが
今日の舞台でちょっと見直しました。

ネットでいろいろな方のレビューを見ると
あまり評判の芳しくなかった東山義久も、
とても存在感のある、力強いアンジョラスで良かったです。
他の様々な面でもそうですが、
やっぱり3ヶ月も公演が続くとどんどん舞台も進化し、良くなった成果なのでしょうか。
東山義久に関しては、歌がもうちょっと良ければ
ベストアンジョラスにキャスティングしても良いくらいだと思いました。

山口祐一郎も、これまで私が観た中で最高の演技と歌唱を見せてくれたように思いましたし、
新妻聖子も本当に素晴らしかったです。
山口祐一郎は、今更私がどうこう言うことはないと思いますが
新妻聖子は、是非皆様にもご記憶いただき、観てほしい女優さんです。
ミス・サイゴンのキム役に続き、
今度は福山庸治のコミックが原作の音楽座ミュージカル
「マドモアゼル モーツァルト」でも主演を務めるようで、
どんどんトップへの道を歩んでいるようですし、
今後最も楽しみなミュージカル女優です。

今回の観劇で気になったのは、やっぱり上演中の音響。
マイク音がガサガサ言ったり、音が一瞬弱まったり・・・
帝劇の音響自体の問題なのかもしれませんが、ちょっと現実に引き戻されてしまう瞬間でもあります。
最近、様々な劇場が建て替えを行っていますが
そろそろ帝劇もリニューアルしてもらって、良い音響で観劇したいなぁと思ってしまいます。


レ・ミゼラブル作品詳細
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「レ・ミゼラブル」奥付

  • Posted : 2005年5月14日 22:43
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