2009年2月25日

vol.340 | 松竹・TBSの映画「おくりびと」

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」 

Vol.340                 http://www.moon-light.ne.jp/
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1969年の今日は、夕刊のみの新聞「夕刊フジ」が創刊された日です。

日本初の駅売り専門の夕刊紙として刊行された夕刊フジ。
主に都市部における帰宅時の男性会社員をターゲットに、
「東京スポーツ」「日刊ゲンダイ」と競合しているのですが、
両紙に比べれば記事に信憑性がある、と関係者は語っています(夕刊紙風)。


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              演劇ニュース
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「歌舞伎チャンネル」新会社に運営を移管
CS325チャンネルは変わらず

第81回アカデミー賞
日本映画「おくりびと」「つみきのいえ」が受賞

人形浄瑠璃文楽名演集「菅原伝授手習鑑」
全段がDVDで発売

第29回ゴールデン・ラズベリー賞
パリス・ヒルトンが3冠

第32回日本アカデミー賞
「おくりびと」が10冠

「RENT」2009年来日公演
ブロードウェイ・オリジナルキャストが来日

タカラヅカ レビュー シネマ「ソロモンの指輪」
宝塚の舞台を映画館で上映

エリートヤンキー三郎
ヤンマガで連載中の不良ギャグ漫画「エリートヤンキー三郎」が映画化

15時間まるごと!三谷幸喜の日
4月5日WOWOW

ゲキ×シネ第6弾「五右衛門ロック」
新感線☆RXの舞台を映画館で上映

演劇チケット発売情報


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             シナリオ Pick Up!
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シナリオリーグ」に掲載されている戯曲からPickUp!

笑われガスター」(大矢場智之)
インパラプレパラート9th contact
2008年12月3日〜12月7日上演


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        今週の舞台・演劇用語  宝塚歌劇団編
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「宝塚バウホール」

「宝塚バウホール」は宝塚大劇場などとは違って約500席の小劇場で、
若手育成の為に下級生が主役を務めることが多い劇場です。
演出家も若手が担当することが多く、大劇場では試せない
様々な実験的な作品や冒険的な作品が上演されることもあります。
「宝塚バウホール」の「バウ」は英語の「bow」。
「船の舳(へさき)」の意味を持ち、
新しい時代の先駆けとなるようにとの願いが込められているそうです。

「宝塚バウホール」は、宝塚大劇場に併設され、
1978年に花組「ホフマン物語」でこけら落とし公演を行い、
宝塚専用劇場として開場しました。
宝塚の特徴とも言える「銀橋」や「大階段」がなく、
オケピもないために、ほとんどの公演では録音した音楽を使っています。
また公演期間は約10日間で、出演人数は約30名。
本公演は80名前後ですので、半分以下の選抜メンバーとなります。

バウホールでは、こうした公演以外にも
宝塚音楽学校の文化祭、退団が近いトップスターなどのリサイタル、
劇団レッスンのレッスン発表会や式典なども行われています。
また、歌劇団の公演がない時は貸ホールとして一般にも開放されており、
宝塚OGのコンサートなども行われています。

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あとがき

映画「おくりびと」のアカデミー賞外国語映画賞受賞は嬉しいニュースでしたね。
偉そうに論評すると、
近年、映画のマンネリ化が嘆かれる中、死という普遍的な題材ながら、
納棺師というあまり知られていない職業を主人公に据え、
日本独自の文化をも紹介できたのが良かったのではないでしょうか。
多くの人の共感を得られるテーマで、物語にオリジナリティを持たせる
というのは、芸術作品を創造するときの基本だと思いますが、
また最も重要なことでもあるということなのでしょうね。

ところで、昨年の映画興行収入成績を見ると「おくりびと」は30億円で、
年間ベスト10に入るかどうかという位置になっています。
昨年の映画で30億円というと「デスノート」のスピンオフで、
目も当てられないような映画だった「L change the WorLd」と同程度。
「おくりびと」は近年苦戦している松竹の配給ですし、
主に中高年を対象にした映画にしてはヒットしたという見方もありますが、
後に作品が得た評価の割に、興行的には今ひとつだった感も否めませんね。

近年はテレビ局製作の映画が全盛で、
先述の「デスノート」シリーズは日本テレビの制作、
昨年も「花より男子」「容疑者Xの献身」「相棒」など、
テレビドラマを映画化した映画が興収上位を占めています。
「デスノート」は非常に面白い映画だと思いましたし、
こうしたテレビ関連映画のすべてが悪いとは思いませんが、
「人気があるから映画化」「ヒットしたからスピンオフ」という手法で、
明らかに質の低い映画が量産されるのは、どうかと思ってしまいます。
ですから、TBSが創った「おくりびと」が作品として評価された
というのは大きな意味があったことかもしれませんね。
テレビとのタイアップなど、企業側の戦略のみでヒットが生まれるのではなく、
作品の内容で勝負できる映画界になってほしいですものね。

                               kantaro
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■発行 : 有限会社moon-light

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「vol.340 | 松竹・TBSの映画「おくりびと」」奥付

  • Posted : 2009年2月25日 15:00
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