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2009年2月22日
■第29回ゴールデン・ラズベリー賞
最悪の映画や俳優を選ぶゴールデン・ラズベリー賞（ラジー賞）が、22日に発表されました。
最も優れた映画や俳優を表彰するアカデミー賞とは反対に、
最悪だった映画を表彰するアメリカのラジー賞(Razzie Award)。
ゴールデン・ラズベリー賞(Golden Raspberry Awards)という別名でも知られていますね。
29回目となる2008年のラジー賞は、1月21日ノミネートが発表。
授賞式は、例年と同じようにアカデミー賞発表の前日である21日に、
ハリウッドのバーンズデールギャラリー・シアターで行われました。
結果は、最多の7部門でノミネートされていた
マイク・マイヤーズ主演・脚本のコメディ「愛の伝道師 ラブ・グル
作品賞・男優賞・脚本賞の3部門で受賞。
同作は6000万ドルもの制作費をかけて創られたものの興行的には大失敗。
日本での公開も見送られています。
また、パリス・ヒルトンは女優賞と助演女優賞をW受賞。
さらにクリスティーン・レイキンかジョエル・デヴィッド・ムーアとのコンビで
スクリーンカップル賞も受賞し、3冠に輝いています。
他には、大ヒットした映画「マンマ・ミーア！」のピアース・ブロスナンが助演男優賞を受賞。
おそらく、上手いとは言い難い歌唱の面での受賞だと思いますが、
演技の面ではむしろ評価する声の方が多いようで、
この辺りミュージカル映画のキャスティングの難しさが伺える感じがします。
各賞とも、最優秀賞受賞者（受賞作）が1行目、
2行目以下はノミネートです。
▼第29回ラジー賞
作品賞：「愛の伝道師 ラブ・グル」
「ディザスター・ムービー！/おバカは地球を救う」&「Meet The Spartans」
「ハプニング」
「The Hottie and The Nottie」
「In the Name of the King: A Dungeon Siege Tale」
監督賞：ウーベ・ボル「1968: Tunnel Rats」「In the Name of the King」「Postal」
ジェイソン・フリードバーグ＆アーロン・セルツァー「ディザスター・ムービー！/おバカは地球を救う」
トム・パットナム「The Hottie and The Nottie」
マルコ・シュナーベル「愛の伝道師 ラブ・グル」
M・ナイト・シャマラン「ハプニング」
男優賞：マイク・マイヤーズ「愛の伝道師 ラブ・グル」
ラリー・ザ・ケイブル・ガイ「Witless Protection」
エディ・マーフィ「デイブは宇宙船」
アル・パチーノ「88ミニッツ」「Righteous Kill」
マーク・ウォールバーグ「マックス・ペイン」「ハプニング」
女優賞：パリス・ヒルトン「The Hottie and The Nottie」
ジェシカ・アルバ「アイズ」「愛の伝道師 ラブ・グル」
アネット・ベニング/エバ・メンデス/デブラ・メッシング/ジェイダ・ピンケット・スミス/メグ・ライアン「The Women」
キャメロン・ディアス「ベガスの恋に勝つルール」
ケイト・ハドソン「フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石」
助演男優賞：ピアース・ブロスナン「マンマ・ミーア！」
ウーベ・ボル「Postal」
ベン・キングズレー「War, Inc.」「愛の伝道師 ラブ・グル」「The Wackness」
バート・レイノルズ「Deal」「In the Name of the King」
バーン・トロイヤー「Postal」「愛の伝道師 ラブ・グル」
助演女優賞：パリス・ヒルトン「Repo! The Genetic Opera」
カルメン・エレクトラ「ディザスター・ムービー！/おバカは地球を救う」
キム・カーダシアン「ディザスター・ムービー！/おバカは地球を救う」
ジェニー・マッカーシー「Witless Protection」
リリー・ソビエスキー「88ミニッツ」「In the Name of the King」
脚本賞：「愛の伝道師 ラブ・グル」
業績賞：ウーベ・ボル
リメイク賞：「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
スクリーンカップル賞：パリス・ヒルトンとクリスティーン・レイキンか、ジョエル・デヴィッド・ムーア
