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2005年4月21日

■第32回伊藤熹朔賞

演劇の裏方・舞台美術を表彰する第32回伊藤熹朔賞が
日本舞台美術家協会から発表されました。

伊藤熹朔(いとうきさく)は、従来の演劇以外に歌舞伎・新派・新劇・舞踏・オペラなど
幅広い分野の舞台美術家として活躍した他、
映画などの映像の世界でも美術家として1950〜1960年頃活躍し、
舞台・映画などの美術に多大な影響を与えた人物です。

伊藤熹朔賞は、氏の没後にその友人等で結成された「熹朔の会」により1967年に設立。
1974年からは日本舞台美術家協会が主催している舞台美術の栄誉ある賞。
各年度、前年1月〜12月の作品が対象。

そして、第32回となる今回も受賞者が発表されました。
授賞式は4/25、俳優座劇場で行われます。


【2004年度伊藤熹朔賞】
大沢佐智子(東日本支部)
オペラ「インテルメッツォ」(演出:鈴木敬介、上演団体:東京室内歌劇場)の装置に対して。

【2004年度伊藤熹朔賞新人賞】
二村周作(東日本支部)
「GOOD」(演出:山田和也、上演団体:(株)パルコ)
「ヒトノカケラ」(演出:宮崎真子、上演団体:新国立劇場)
「見よ飛行機の高く飛べるを」(演出:アントワーヌ・コーベ、上演団体:世田谷パブリックシアター)の装置に対して。

【2004年度伊藤熹朔賞奨励賞】
江頭良年(東日本支部)
「SONEZAKI」(演出:佐藤浩希、上演団体:鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踏団)
「踊奏人」(演出:平多実千子、上演団体:平多正於舞踏研究所)
「ARTE Y SOLERA歓喜」(演出:佐藤浩希、上演団体:鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踏団)の装置に対して。

【2004年度伊藤熹朔賞特別賞】
高須文七氏ご遺族、大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)
上方演芸の装置を数多く手がけた故・高須文七氏の貴重な道具帖や膨大な量のスケッチを大阪府に寄贈されたご遺族、またその作品を特別展「大阪コメディの出発点」において展示し、広く社会一般に公開した上方演芸資料館、両者の舞台美術への功績に対して。

●受賞データ日本舞台美術家協会より
1930―伊藤熹朔画集
演劇賞
舞台制作

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「第32回伊藤熹朔賞」奥付

  • Posted : 2005年4月21日 12:31
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