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2006年9月25日

■joy2006が三谷作品を改題して無断上演

joy2006が今夏上演した「ETERNITY」が、
三谷幸喜の戯曲「東京サンシャインボーイズの罠」を無断で改稿・改題、
無許可上演していたとして、サイト上で謝罪分を掲載しています。

joy2006「ETERNITY」は、8/31〜9/3にザムザ阿佐谷(東京)で上演されたもの。
joy2006は、81プロデュース所属の声優を中心とした団体で、
今回の件に関する謝罪文は、櫻井孝宏・小林貴祐・尼子真理の連名で発表されています。

三谷幸喜は外部上演許可を出さないことで有名で、
これまでもアマチュア劇団などで何度か問題になっています。
※三谷幸喜が上演許可を出さないのは、
役者や演出家のために脚本を書いていることが多く、知らないところで上演されると悲しい、
当て書きが多い、しかし改稿されると芝居の筋が壊れる、などの理由だったと思います。

こうした無許可上演や改稿は、以前から数多く問題となっていますが、
今回はプロの方々が多かっただけに、各方面で波紋が大きくなっているようですね。
今春には、脚本家・伴一彦の作品を、無断で俳優養成学校公演の脚本に使用されたとして、
演出家の高橋いさをと学校経営者らに損害賠償などを求めた訴訟も起こっています。
このときは、高橋いさをの謝罪、謝罪金50万円、伴一彦・高橋いさをの連名で著作権保護の意見広告掲載、
などの条件で和解が成立しています。

上演などに際しては、有料・無料などに関わらず、著作権保有者の許可を求めるのは必須です。
上演などをお考えの方は十分ご注意くださいね。

joy2006
伴一彦オフィシャルサイト
伴一彦 著作権侵害事件について

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「joy2006が三谷作品を改題して無断上演」奥付

  • Posted : 2006年9月25日 21:45
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