ダウト映画化 | 演劇ニュース

■ダウト映画化

ブロードウェイで上演されていた舞台「ダウト」の映画化が決まりました。

「ダウト(Doubt)」は、1964年のカトリック・スクールを舞台に、
教師が小児性愛者でないかという疑惑を巡り、議論が繰り広げられる物語。

ジョン・パトリック・シャンリィ(John Patrick Shanley)の戯曲、ダグ・ヒューズ(Doug Hughes)演出で、
2004/11にオフ・ブロードウェイのマンハッタン・シアター・クラブ(Manhattan Theatre Club)で開幕。
2005/3からは、ブロードウェイのウォルター・カー・シアターに進出し、
2006/7まで、525ステージのロングランを記録。
その後もキャストを変えて、オーストラリアやアジア各国など、他国でも上演されています。

また2005年トニー賞では、8部門でノミネートされ、
作品賞、主演女優賞(Cherry Jones)、助演女優賞(Adriane Lenox)、演出賞(Doug Hughes)と4部門で受賞を果たした他、
2005年ピュリツァー賞のドラマ部門でジョン・パトリック・シャンリィが受賞を果たすなど、
各方面から高い評価を得ています。

そして、この「ダウト」が、映画化される模様です。
主演は、メリル・ストリープ(Meryl Streep) とフィリップ・シーモア・ホフマン(Philip Seymour Hoffman)。
メリル・ストリープはミュージカル「マンマ・ミーア！」の映画にも主演しており、
舞台作品の映画化に続けて主演ということになります。

映画の監督・脚本はシャンリィ自身が手掛け、撮影は今年12月に開始予定とのこと。
順調にいくと、来年末くらいの公開となるでしょうか。

※追記
映画の公開日など詳細が決定しました。詳しくは下記を。
■ダウト-あるカトリック学校で-

●Doubt
日程：2005/5/31〜2006/7/2　Walter Kerr Theatre
演出：Doug Hughes
出演：Cherry Jones / Brian F. O'Byrne / Heather Goldenhersh

●ダウトー疑いをめぐる寓話