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2007年9月24日

■NewOSK日本歌劇団が再生手続き

NewOSK日本歌劇団は17日、大阪地方裁判所に再生手続開始の申立てをし、
19日には、ワンズカンパニーとの間で業務委託及び基本協定を結びました。

1922年に「松竹楽劇部」として創設、
1943年に「大阪松竹歌劇団(OSK)」に改称、
1971年には近鉄が子会社化し「OSK日本歌劇団」となったものの、
2003年に近鉄の支援打ち切りが原因で解散したOSK日本歌劇団。

2004年10月には、ファンや元団員などの支援により、
「OSK存続の会」を元とする「NewOSK日本歌劇団」として再出発。
34人の劇団員で、女性だけのレビュー劇団の伝統を守り、
精力的・定期的に公演を行ってきたものの、
残念ながら赤字経営から抜け出せず、自主再建を断念。
大阪地方裁判所に民事再生法による再生手続き開始申請を行いました。
21日、支援を申し出ていた株式会社ワンズ・カンパニー(大阪府)と業務委託及び基本協定を締結。
来月上旬までに正式に事業を譲渡したい考えということです。

ワンズ・カンパニーは、演劇のプロモーションやクリエイティブも行っている企業で、
以前から同歌劇団支援の意向を表明していたとのこと。
OSKで今後決まっていた公演はワンズカンパニーに業務委託し、予定通り行うということです。

OSKに関しては、近鉄の解散通告の時から無念な思いでしたが、
こういうことになってしまい、残念な気がします。
劇団内部の方々のお気持ちはわかりませんけれども、
劇団が残り、今後も公演が続けられるのは幸いですし、
今後もレビュー劇団として歴史と伝統を守りつつ、頑張ってほしいですね。


ビバ!OSK―楽しきかな舞台人生(2006/6/14)
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「NewOSK日本歌劇団が再生手続き」奥付

  • Posted : 2007年9月24日 23:03
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