演劇ニュース

今回は、日本から山田洋次監督の「母べえ」がコンペ部門に出品されましたが、
残念ながら受賞は逃しました。

その他日本映画では、フォーラム部門に出品されていた
熊坂出監督「パーク　アンド　ラブホテル」が新人賞に相当する最優秀初長編映画賞を受賞。
同じくフォーラム部門に参加していた
若松孝二監督の「実録・連合赤軍　あさま山荘への道程」が、
アジア映画の秀作をたたえるもので、NETPAC賞、及び国際芸術映画評論連盟賞を受賞しました。
同作は、昨秋行われた第20回東京国際映画祭でも、
「日本映画・ある視点」の作品賞を受賞しており、
日本では3月中旬から順次劇場公開される予定です。

また、パノラマ部門に出品された荻上直子監督の「めがね」が、
マンフレート・ザルツゲーバー賞を受賞。
この賞は、同部門の元ディレクター、マンフレート・ザルツゲーバーの功績を称え
2000年に設立されたもので、既存の概念にとらわれない芸術表現の作品に授与される賞。
同作の日本公開は昨秋で、3月にはDVDが発売されます。

●パーク　アンド　ラブホテル
公開：2007
監督：熊坂出
出演：りりィ/梶原ひかり/ちはる/神農幸/津田寛治/光石研
DVD：パーク アンド ラブホテル

●めがね
公開：2007/9/22
監督：荻上直子
出演：小林聡美/市川実日子/加瀬亮/光石研/もたいまさこ/薬師丸ひろ子
DVD：めがね

●実録・連合赤軍　あさま山荘への道程
公開：2008/3/15
監督：若松孝二
出演：坂井真紀/伴杏里/地曵豪/大西信満/中泉英雄/伊達建士/日下部千太郎/椋田涼/粕谷佳五/川淳平
DVD：実録・連合赤軍 あさま山荘への道程

▼第58回ベルリン国際映画祭
金熊賞（最優秀作品賞）：「ジ・エリート・スクワッド」
銀熊賞（審査員賞）：「S.O.P」
監督賞：ポール・トーマス・アンダーソン「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
女優賞：サリー・ホーキンス「ハッピー＝ゴー＝ラッキー」
男優賞：レザ・ナジエ「ザ・ソング・オブ・スパロウ」
芸術貢献賞：ジョニー・グリーンウッド「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
音楽賞：ワン・シャオシュアイ「イン・ラブ・ウィー・トラスト」
アルフレッド・バウアー賞（革新賞）：「レイク・タホ」

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