演劇ニュース

PPV-DVDとは、DVDに収録された映像にパスワードがかかっており、
パスワードを購入することで視聴可能になるDVDのこと。
PPVとは、アダルト番組や衛星放送などでおなじみの
番組単位で販売される有料コンテンツ「ペイパービュー」のことで、
これをスカパーやCケーブルテレビ経由ではなく、
DVDというメディアで販売したものがPPV-DVDといえます。

視聴は一般のDVDプレイヤーでOKで、画面に表示される「ペイパービューナンバー」を
パッケージに表示されているパスワード取得用サイトにアクセスして入力。
サイトはパソコンでも携帯電話でもアクセス可能で、
支払いは、クレジットカード・WebMoney・Edy、
携帯電話の場合は料金合算決済(docomo、au、SoftBank 3G)も可能。
ここで取得したパスワードを、DVDプレイヤーのリモコンなどで入力すると
晴れてDVDの視聴ができるようになるという仕組みです。
ちょっとわかりづらい感じでしたが、
ペイパービューDVDのオフィシャルサイトも設けられています。

映画「日本の裸族」「赤線」のPPV-DVDを見ると、
1話の料金は200円で、1回のパスワード取得で視聴できる期間は1週間。
DVDは2作で525円で販売されており、
1作品分はmilca(初回視聴用番号)が封入されていることから、
1回なら725円で2作観ることができることとなり、
計算すると一般のレンタルDVDよりも弱冠安いくらいになりそうです。

数年前に発売され、見終わるとゴミになってしまう48時間限定DVDと違い、
PPV-DVDは手元に残しておくレンタルDVDという印象です。
このPPV-DVDは、Amazonにもコーナーが設けられて販売されていますが、
リアル店舗では、現在のところDVDショップではなくコンビニの雑誌棚などで販売。
レンタルショップを利用したり、ネットで視聴したりする人とは、
また違う客層をターゲットにしているのだと思いますし、
価格的に見てもレンタル店のライバルとなるような潜在力はあるような感じがします。

●日本の裸族・赤線

●奥秀太郎監督セット「日雇い刑事」「日本の裸族」「赤線」「カインの末裔」