広告

2009年12月26日

■第16回OMS戯曲賞

12月25日に、第16回OMS戯曲賞の授賞式と公開選評会が行われました。

関西二府四県に在住、または関西を主たる活躍の場とする劇作家を対象に、
大阪ガスが主宰、16回目となる2009年のOMS戯曲賞。

今年は、応募作品の中から9月下旬に最終候補作8作を発表。
12月25日19時から大阪の精華小劇場で最終選考会及び授賞式が行われ、
選考の結果、大竹野正典「山の声」が大賞に選ばれました。

大竹野正典は、1960年生まれの劇作家・演出家。
1982年に犬の事ム所、1997年にはくじら企画を設立し、
2004年には「夜、ナク、鳥」でOMS戯曲賞佳作にも選出されていたのですが、
今年7月20日、海水浴中の事故で亡くなられてしまいました。
今回受賞作となった「山の声」は、大竹野正典の遺作となってしまった作品です。

この事故については、朝日新聞などが「会社員・大竹野正典の遺体を発見」と報じたことから、
後藤ひろひとがブログで素晴らしい演劇人だったということを力説、
ということもあるなど、各種報道でご記憶の方も多いのではないかと思います。

なお、佳作はA級MissingLink・土橋淳志の「裏山の犬にでも喰われろ!」。
受賞作を含む最終候補8作は、OMSのオフィシャルサイトに戯曲が公開されており、
閲覧ができるようになっています。


▼第16回OMS戯曲賞
大賞:大竹野正典「山の声」(くじら企画)
佳作:土橋淳志「裏山の犬にでも喰われろ!」(A級MissingLink)

▼受賞作以外の最終候補作
・三枝希望「よーし、ぼくはがんばるぞ」(焚火の事務所)
・サリngROCK「しまうまの毛」 (突劇金魚)
・高橋恵「冬のトマト」(虚空旅団)
・田辺剛「書庫」(下鴨車窓)
・中村賢司「KOSMOS」(空の驛舎)
・はしぐちしん「ハダカの激情」 (コンブリ団)


戯曲賞・演劇賞
OMS戯曲賞歴代受賞作
シナリオリーグ
大阪ガス | OMS戯曲賞

関連する演劇・ミュージカルニュース

「第16回OMS戯曲賞」奥付

  • Posted : 2009年12月26日 03:45
  • Tag :
  • Prev : « 風が強く吹いている
  • Next : 2009/12/27までのニュース・ヘッドライン »
  • Category : 戯曲賞 | 演劇ニュース | シアターリーグ