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2010年3月25日
■「TSUTAYA」のCCCが「HMV」の事業取得
レンタル「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブは、
HMVジャパンの事業を取得することで基本合意したと発表しました。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は3月25日、
HMVジャパン(HMV)の全事業をCCCが取得することについて、
HMVと、HMVの全株式を間接的に保有する
大和証券エスエムビーシープリンシパル・インベストメンツ(DPI)との間で
基本合意書を締結したと発表しました。
今後、4月以降に事業取得にあたっての具体的な協議を開始し、6月末に最終契約を締結する予定。
基本的には、HMVの全事業を取得する方針で、
取得する事業の経営成績、資産や負債は、対象事業及びスキームが決まり次第、改めて発表されるとのこと。
HMVは、イギリスが本社のレコード販売店グループ。
日本では、1990年にHMVジャパンが設立され、渋谷のONE-OH-NINEに1号店をオープン。
2007年にDPIが全株式を取得し、現在全国で57店舗を運営しています。
HMVはネット通販に強みがあるのも大きな特徴で、
例えば海外ミュージカルのサントラなど、
海外からの輸入盤に関してはamazonで取り扱われていないようなニッチな商品も多く、
ファンにとっては欠かせないCDショップの1つとなっています。
一方CCCも、ネットでは「TSUTAYA online」を展開するなど、
CD等の販売ショップとしても最大手の1つであると共に、
これまでに「すみや」「ヴァージン・メガストアーズ」を傘下に収めています。
CCCが事業取得後も、HMVブランドは存続発展していくことを意図しているということです。
※2010/10/28追記
ローソンがHMVジャパンの株式をすべて取得し、完全子会社化することを発表しました。
■ローソン、HMVジャパンを買収へ | 演劇ニュース