演劇ニュース

お見合いをして5日後に結婚。
底なしの貧乏時代、人気マンガ家となるまでの二人の苦楽など、
夫婦の半生を綴り、水木ファンはもとより幅広い女性読者の共感を呼んで、
10万部を越えるベストセラーとなった
漫画家・水木しげるの妻・武良布枝が著した自伝「ゲゲゲの女房」が、映画化されます。

映画の主演は、水木しげる（役名は本名の武良茂）役を宮藤官九郎、妻の枝役に吹石一恵。
監督・脚本は、俳優としても活躍している鈴木卓爾。
なお同作は、現在NHK朝の連続テレビ小説でも放映中で、
こちらは布枝役が松下奈緒、水木しげる役が向井理。
また、テレビドラマ版に出演している平岩紙・徳井優・柄本佑がドラマからは役代わりで出演。

映画「ゲゲゲの女房」は、第32回ぴあフィルムフェスティバルで7月21日にプレミア。
ファントム・フィルムの配給で、2010年11月に公開予定。
※追記：公開日が11月20日に決まりました。

※追記
物語の舞台である東京都調布市。10月14日に調布市グリーンホールでプレミア先行試写が行われます。
吹石一恵と宮藤官九郎が登壇予定。チケットは発売中。

※追記
映画サウンドトラックが発売されました。音楽は鈴木慶一。

※追記
映画の脚本が、11月2日発売の雑誌「シナリオ 2010年 12月号」に掲載されます。

※追記
11月6日より、全国に先駆けて鳥取・島根で先行公開が決まりました。
伴って、鳥取・MOVIX日吉津と島根・松江SATY東宝で初日舞台挨拶も行われます。

※2010/12/18追記
12月23日、大阪・なんばパークスシネマ　シアター11で、舞台挨拶(宮藤官九郎が登壇予定)付き上映。現在もチケットには余裕があるようです。

※追記
映画DVDが2011年4月27日に発売されます。

●映画「ゲゲゲの女房」
公開：2010/11/20
配給：ファントム・フィルム/日本映画
監督：鈴木卓爾
脚本：大石三知子/鈴木卓爾
撮影：たむらまさき
録音：菊池信之
音楽：鈴木慶一
原作：武良布枝「ゲゲゲの女房」
出演：宮藤官九郎/吹石一恵/坂井真紀/村上淳/宮崎将/唯野未歩子/夏原遼/平岩紙/柄本佑/鈴木慶一/寺十吾/徳井優/南果歩
チケット：[10/14 調布市グリーンホール][12/23 なんば][全国券][オフィシャルサイト]
DVD：4/27発売：ゲゲゲの女房 [DVD]

-あらすじ-
お見合いからわずか五日で結婚。
上京した布枝が見たのは、花の東京とは無縁の、しげるの底なしの貧乏暮らしだった。
質屋通いも日常茶飯事、食パンの耳も大切な食料源、不気味なしげるの妖怪漫画。
互いに目もあわせられないまま始まった、ぎこちない生活。
漫画のこともしげるのこともよくわからない。
そんな悔しさのこみ上げる布枝の前に、それでも、妖怪漫画をひたすら描き続けるしげるの姿があった。
「これほど努力をしているのだから、世間に認められないまま終わるはずがない。この努力がムダに終わるはずがない」
ふと、強い感情が布枝の心に芽生え始めていた。
恋だの愛だのいう前に、「一緒」になった二人を笑顔にさせたものは--。