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2010年9月14日

■映画「レオニー」

イサム・ノグチの母レオニー・ギルモアの生涯を描いた映画「レオニー」が、中村獅童などの出演で製作、11月に公開されます。

映画「レオニー」は、詩人・野口米次郎を夫に持ち、
彫刻家・舞台芸術家として活躍したイサム・ノグチ(Isamu Noguchi)を育てた
アメリカ人女性レオニー・ギルモア(Leonie Gilmour)の生涯を描いた物語。

監督は、「ユキエ」「折り梅」の松井久子監督。
監督第3作となる今作は、ドウス昌代の「イサム・ノグチ〜宿命の越境者」に感銘を受け、
推敲を重ねた脚本は14稿、作品完成までの道のりは7年にも及んだとのこと。

そして、その松井久子の熱意に、
「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」で第33回セザール賞撮影賞を受賞した撮影監督永田鉄男や、
「ネバーランド」でアカデミー賞作曲賞を受賞した作曲家ヤン・A・P・カチュマレクなど世界で活躍する一流スタッフが集結。
日米13都市にわたるロケ地での撮影を敢行し、
困難な時代に自らの意志で人生を切り開く、一人の女性の切なくも力強い生涯を感動的に描いた作品になっています。

主人公のレオニー役は、「マッチポイント」「シャッター アイランド」などの
イギリス人女優エミリー・モーティマー(Emily Mortimer)。
レオニーが愛した男、野口米次郎には歌舞伎俳優・中村獅童
イサム・ノグチを彷彿とさせる彫刻家役を舞踊家・勅使川原三郎。
また、友情出演として中村雅俊が参加。
その他のキャストには、クリスティーナ・ヘンドリックス(Christina Hendricks)、
メアリー・ケイ・プレイス(Mary Kay Place)、
原田美枝子、吉行和子、竹下景子、柏原崇、山中聡、大地康雄、山野海など。

映画「レオニー」は、11月20日(土)角川シネマ新宿ほか全国公開。
なお、第23回東京国際映画祭・特別招待作品として正式出品されることも決定しています。

映画「レオニー」画像
(c)レオニーパートナーズ合同会社
イサム・ノグチ(上)――宿命の越境者 (講談社文庫)
著:ドウス昌代:イサム・ノグチ(上)


映画「レオニー」
公開:2010/11/20
配給:角川映画/日本・アメリカ合作
製作・脚本・監督:松井久子
出演:エミリー・モーティマー/中村獅童/
   原田美枝子/竹下景子/クリスティーナ・ヘンドリックス/メアリー・ケイ・プレイス/
   柏原崇/山野海/大地康雄/勅使河原三郎/中村雅俊(友情出演)/吉行和子
DVD:2011/7/22発売 :レオニー [DVD]

-ストーリー-
20世紀初頭のニューヨーク。
これからは女性も仕事を持って生きる時代と、文学の道に進む夢を持ち、希望に満ちた人生が待っていたはずだったレオニー。
しかし、一人の日本人の青年との出会いによって彼女の人生は波乱に満ちたものとなっていく・・・。
レオニーは彼を愛し妊るが、男は一方的に日本へ帰国してしまう。
シングルマザーとなった彼女は、子供とともにアメリカと日本の二つの国で、困難な時代を生き抜いていく。
我が身の不幸を嘆くよりも、潔く運命を引き受け、自分らしく生きていこう。
それが彼女の信念であり、また我が子に伝えたいたった一つのことだった。
イサム・ノグチと命名された子供は、長じて「地球を彫刻した男」として世界中にその名を知られる芸術家と成長していくのだった。

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「映画「レオニー」」奥付

  • Posted : 2010年9月14日 16:53
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