演劇ニュース

日本劇作家協会が主催する新人戯曲賞である「劇作家協会新人戯曲賞」。
16回目となる今年は、170の応募作の中から23作品が一次選考を通過、
最終候補作品には6作が選出され、最終候補の中から新人戯曲賞を選出する公開審査会が、
12月12日18:30より座・高円寺で行われました。

審査の結果、平塚直隆「トラックメロウ」(オイスターズ/愛知県)、
鹿目由紀「ここまでがユートピア」(劇団あおきりみかん/愛知県)が、
同賞史上初めてとなる2作品同時受賞となりました。
正賞は時計、副賞は賞金50万円。

なお両名は、日本演出者協会主催の「若手演出家コンクール2010」でも
金哲義(劇団MAY/奈良県)、錫村聡(手作り工房錫村/東京都)と並んで優秀賞に選出、
2011年3月に「劇」小劇場にて行われる最終審査に残っており、
劇作家協会と演出家協会の賞をW受賞となるかも注目されます。

また、今回も最終候補作をすべて掲載した「優秀新人戯曲集2011」がブロンズ新社から刊行されます。
現在のところ、amazonなど大手web書店などでは取り扱われておりませんが、例年しばらくすると購入できるようになっています。

※2011/1/23追記
各ネット書店で取り扱いが始まりました。
●優秀新人戯曲集 2011
[Amazon][紀伊國屋書店][楽天ブックス]

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●第16回劇作家協会新人戯曲賞
「トラックメロウ」平塚直隆
「ここまでがユートピア」鹿目由紀

▼最終候補作
「どどめジャム」 肥田知浩
「猿」 秋之桜子
「朔日に紅く咲く」咲恵水
「春の遭難者」滝本祥生
「トラックメロウ」平塚直隆
「ここまでがユートピア」鹿目由紀

▼審査員
ケラリーノ・サンドロヴィッチ/斎藤憐/坂手洋二/佃典彦/マキノノゾミ/横内謙介/渡辺えり