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2011年5月 3日

■中谷美紀主演で「猟銃」カナダ公演

井上靖の小説「猟銃」が舞台化。9月にカナダ公演、10月より日本凱旋公演が行われます。

「猟銃」は、井上靖が1949年に発表した短編小説で、
狩猟が趣味の男・三杉の恋愛を、妻・愛人・愛人の娘という3人からの手紙で表すラブストーリー。
1961年に松竹が映画化した他、幾度か映像化されています。

この「猟銃」が、パルコとカナダUSINECの企画製作で舞台化。
モントリオールで上演され、その後日本公演が行われます。
キャストは、三杉役をカナダのロドリーグ・プロトー(Rodrigue Proteau)が演じ、
妻・愛人・愛人の娘という3人の女性を中谷美紀が1人で演じ分ける二人芝居。
中谷美紀は今作が初舞台で、いきなりの海外公演となります。

演出はシルク・ド・ソレイユ「ZED」や映画「シルク」の作・演出を手掛けているカナダのフランソワ・ジラール(Francois Girard)。
ちなみに中谷美紀は、「シルク」にもマダム・ブランシュ役で出演しています。

舞台「猟銃」は、9月7日からカナダ・モントリオールで上演。
10月から日本凱旋公演で、東京・PARCO劇場、兵庫県立芸術文化センター、新潟・りゅーとぴあ、
福岡・キャナルシティ劇場、愛知・名鉄ホール、京都芸術劇場 春秋座で上演。

※2011/9/2追記
東京追加公演が決定しました。公演は、10月6日、13日、20日の共に14:00開演。チケットは9月17日発売。チケットぴあでは3日より先行抽選プレリザーブ。

※追記
WOWOWでの放送が決まりました。
2012年1月14日21時〜WOWOWライブ、2月29日0時〜WOWOWプライムで放送。

※追記:
2016年の再演が発表されました。
2016年4月に東京・PARCO劇場で上演。
チケットは2015年12月発売。

※追記:
日程・チケット情報が発表されました。
2016年4月2日から24日に東京・PARCO劇場で上演。
チケットは全席指定、8,500円(税込)で2016年1月23日発売。

※追記:
地方公演の日程が発表されました。
5月14日から15日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT、5月21日から22日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター、5月27日から29日に福岡・北九州芸術劇場で上演。
チケットは全席指定・税込、愛知公演が9,000円、U-24チケット4,500円、高校生以下1,000円で1月30日発売。
兵庫公演が8,500円で3月6日発売。福岡公演が7,500円、ユース3,500円で3月27日発売。



猟銃・闘牛 (新潮文庫)
The Hunting Gun

「猟銃」
日程:2016/4/2〜4/24 PARCO劇場(東京)
   2016/5/14〜5/15 穂の国とよはし芸術劇場PLAT(愛知)
   2016/5/21〜5/22 兵庫県立芸術文化センター(兵庫)
   2016/5/27〜5/29 北九州芸術劇場(福岡)
企画製作:PARCO Co.,LTD. / USINEC
演出:フランソワ・ジラール
原作:井上靖「猟銃」
翻案:セルジュ・ラモット
日本語監修:鴨下信一
出演:中谷美紀/ロドリーグ・プロトー
チケット:[東京icon][愛知icon][福岡icon]


「猟銃」
日程:2011/09/07〜09/10 USINEC(カナダ・モントリオール)
   2011/10/03〜10/23 PARCO劇場(東京)
   2011/10/29〜10/30 兵庫県立芸術文化センター(兵庫)
   2011/11/06 りゅーとぴあ・新潟市民芸術文化会館(新潟)
   2011/11/18〜11/19 キャナルシティ劇場(福岡)
   2011/11/23〜11/24 名鉄ホール(愛知)
   2011/11/27 京都芸術劇場 春秋座(京都)
演出:フランソワ・ジラール
原作:井上靖「猟銃」
翻案:セルジュ・ラモット
日本語監修:鴨下信一
出演:中谷美紀/ロドリーグ・プロトー
後援:カナダ大使館
企画製作:PARCO Co.,LTD. / USINEC
チケット:[東京][兵庫・京都][福岡][愛知][オフィシャルサイト]


※2011/9/10追記
中谷美紀が初舞台にして一人三役に挑んだ舞台「猟銃」が、
現地時間9月7日夜にカナダ・モントリオールの劇場USINE Cで開幕しました。
中谷美紀は、7月下旬に単身モントリオール入り。時差の調整、個人練習を行った後、
8月15日からの読み合わせ、ディスカッションを経て22日からはUSINE C劇場で本番さながらの稽古を行ってきました。
開幕2日目、9月8日の舞台上演後には、共演者のロドリーグ・プロトー、演出のフランソワ・ジラール、
翻案のセルジュ・ラモットによるトークショーが行われ、中谷美紀は通訳を介さずフランス語で受け答えをしました。

「猟銃」画像1 「猟銃」画像2 「猟銃」画像3 「猟銃」画像4

中谷美紀コメント
◇ ついにカナダの地で初舞台の幕が開いた感想は?
フランソワ・ジラール監督はもとより、共演のロドリーグさん、
そして日本とカナダ双方のスタッフの大きい愛情に導かれて舞台という新たな世界で産声を上げることとなりました。
未知なるものへの恐れの気持ちもありましたが、飛び込んでみると、
そこにはあたたかく輝かしく、深い世界が待っていました。
そして終演後、舞台袖にて「ようこそ、この素晴らしい舞台の世界へ」と
フランソワ・ジラール監督が抱きしめてくださった時、思わず涙が溢れました。

◇カナダでの稽古、そしてフランソワ・ジラールさんの演出はどんなものだったか?
「我々は皆常に仕事ばかりしているんだ。その仕事を楽しまなくていつ楽しむのだろうか?」とおっしゃるくらい、
人間への深い洞察と愛情を持って楽しく、情熱的に稽古を進めてくださいました。
一日のうちで監督が最も大切にしていらっしゃるお仕事が、私たち香り豊かなお茶を入れてくださることでした。
仕事とは苦しくても当然だと思っていましたが、人生を楽しみ、仕事を楽しみ、皆に笑顔をもたらしながらも
素晴らしい作品を作ることができるのだということをフランソワ・ジラール監督から学びました。

◇観客の反応はどうたったか?またそれを見てどう思ったか?
上演中しんと静まり返っていた客席から、たくさんの拍手をいただき、
スタンディングオベーションを目の当たりにしたときには、まるで夢のようでした。
終演後のロビーにて、お客様からあたたかいお言葉をいただき、
ようやく本当に喜んでいただけたのだということを実感しました。
日本文学に深い理解と共感を示してくださったお客様に感謝しております。

◇日本で「猟銃」を楽しみに待っているお客様にメッセージを。
三人の女性を通して、心の奥深くに眠っている本当のご自身が見えてくるかもしれません。
あなたは愛することを望みますか?あるいは愛されることを望みますか?


※追記
10月2日13時よりPARCO劇場で「猟銃」公開舞台稽古が行われました。
日本公演に先駆け、9月7日から上演されたモントリオール公演は全公演ソールドアウト。
上演後には毎公演スタンディングオベーションが贈られるほどの盛況ぶりで幕を閉じました。
また、初舞台に挑んだ中谷美紀は現地メディアから「光り輝く女が女王の如く優雅に舞台に佇んでいる」「眩いばかりの中谷美紀」などの称賛を浴びました。
舞台『猟銃』は、10月3日(月)より東京・パルコ劇場を皮切りに日本凱旋公演が行われます。

「猟銃」公開舞台稽古 画像1 「猟銃」公開舞台稽古 画像2 「猟銃」公開舞台稽古 画像3

中谷美紀コメント
フランソワ(※演出のフランソワ・ジラール)との出逢いがなかったら、恐らく舞台に立ち、身体と魂を使って台詞を述べ、感情を露わにするなどということは、この先もなかっただろうと思います。
そもそも演じるということを職業にしているにもかかわらず、人前に出ることは決して得意な方ではありませんし、何かしらの結果を出さなければならないと思うと、カナダ公演を終えた今でも、未だに身がすくむ思いです。
しかしながら、舞台で繰り広げられる芝居と観客は一期一会。一服のお茶を点てるかのごとく、お客様をもてなすつもりで公演一つひとつを誠心誠意演じることが私に与えられた役割だと信じて、フランソワ、ロドリーグ(※共演のロドリーグ・プロトー)、そして私を支えてくれている全ての方々と共に、明日から日本での新たな旅に出てまいります。


映画「シルク」
公開:2008/1/19
監督:フランソワ・ジラール
原作:アレッサンドロ・バリッコ
音楽:坂本龍一
出演:マイケル・ピット/キーラ・ナイトレイ/役所広司/芦名星/中谷美紀/國村隼/本郷奏多
DVD:シルク スペシャル・エディション [DVD]

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「中谷美紀主演で「猟銃」カナダ公演」奥付

  • Posted : 2011年5月 3日 19:20
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