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2011年6月25日

■大阪厚生年金会館「オリックス劇場」へ

旧・大阪厚生年金会館大ホールが、オリックス劇場としてオープンすることが発表されました。

大阪厚生年金会館(ウェルシティ大阪)は、社会保険庁が設置・管理していた厚生年金福祉施設のひとつ。
1968年4月の開業以来、大阪を代表する多目的ホールとして利用されてきましたが、
他の厚生年金会館同様、赤字補填に公金が用いられていることが問題となり、
2005年に年金・健康保険福祉施設整理機構へと所有権が移管され、入札の結果オリックス不動産が落札。
大阪厚生年金会館は、2010年3月末をもって閉館していました。

オリックス不動産は、旧・大阪厚生年金会館大ホールを「オリックス劇場」としてリノベーション・オープンすること、
運営を株式会社大阪シティドームが行うことを発表しました。

オリックス劇場は、大阪厚生年金会館の歴史を継承し、伝統ある建物外観は残しつつも、
耐震補強や設備の新設などを施し安全性と性能を向上させる他、各設備もアップグレードさせ、
ポップス音楽以外にクラシック・演劇・オペラなど多用な公演に対応させるとのこと。

ホールの天井は、形状を変更する他、反射板・空調ダクトを更新し、音響の改善と共に消音対策も施行。
舞台は間口21.6m、奥行18m、高さ12mのプロセニアム形式で、
楽屋は9室、オーケストラピットは151.7平方メートル、バトン15本、迫り2基。
舞台設備や音響・照明なども最新のものへアップグレードされる他、道具搬入口にも改修を施し、搬入出環境を改善。

客席数も旧ホールのキャパシティ2,400席(1階1,255席、2階383席、3階762席)を維持しつつ、
プレミアム席57席、VIP席10席、車椅子席12席(上手6席、下手6席)を新設。
また1階ホワイエから客席までバリアフリーが施される他、多目的トイレ1室、エレベーター3基を新設。
ホワイエやトイレ、建物外観なども増改築や改修を行い、より快適に利用できる施設にするということです。

オリックス劇場(RIX THEATER)の所在地は、大阪市西区新町一丁目14番15号(地上5階、地下1階)。
オープン予定日は2012年4月8日。

オリックス劇場 オフィシャルサイト

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「大阪厚生年金会館「オリックス劇場」へ」奥付

  • Posted : 2011年6月25日 18:02
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