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2011年10月 3日

■三谷幸喜「国民の映画」が本広克行監督で映像化・DVD発売

今春上演された三谷幸喜作・演出の舞台「国民の映画」が、本広克行監督で映像化され、11月22日にDVDが発売されます。

三谷幸喜生誕50周年となる2011年、三谷幸喜大感謝祭の一環として上演された「国民の映画」。
1941年のドイツ・ベルリンを舞台に、宣伝大臣ゲッベルスと映画人たちとの間で繰り広げられる人間ドラマという物語もさることながら、
小日向文世、段田安則、白井晃、石田ゆり子、シルビア・グラブ、新妻聖子、今井朋彦、小林隆、平岳大、吉田羊、小林勝也、風間杜夫という
12名の豪華キャスト競演も大きな話題となりました。
また、7月に発表された第19回読売演劇大賞中間選考では、
作品賞、演出家賞(三谷幸喜)、男優賞(小日向文世・段田安則)、女優賞(シルビア・クラブ)と4部門で選出されるなど、高い評価を獲得しています。

この「国民の映画」が、三谷幸喜たっての希望により、本広克行を映像監督に迎え、DVDとして発売されます。
映像の収録は、全公演終了後に全ての美術セットをスタジオに持ち込んで別収録を行うという異例の方法で実施。
収録は5月5日と6日の2日間にわたり、クレーンカメラ、ステディカムなど通常の舞台中継ではありえない機材を使用。
スタッフミーティング、稽古場、本番全てに足を運び、「国民の映画」の台本を読み込み抜いた本広監督ならではの映像演出で、
舞台中継でも映画でもない、新ジャンルの映像が完成されています。

DVDは一幕(約60分)二幕(役114分)の本編の他、
スタッフミーティングからスチール撮影、稽古初日顔合せ、東京公演千秋楽、スタジオ収録風景など、
TV用に収録した素材から個人カメラの映像まで、あらゆる映像を集めて作成した「国民の映画」公演ドキュメントを収録。
さらに本編副音声では、三谷幸喜と本広克行が本編を見ながら語るコメンタリーも3時間収録。
DVD「国民の映画」は、DVD2枚組で11月22日にパルコより6,800円(税込)で発売。
DVD:11/22発売:PARCO劇場オンラインショップでは、10月5日よる予約受付開始。

「国民の映画」画像1 「国民の映画」画像2 「国民の映画」画像3

PARCO PRODUCE「国民の映画」DVD
日程:2011/3/07〜4/03 PARCO劇場(東京)
   2011/4/06〜4/17 森ノ宮ピロティホール(大阪)
   2011/4/20〜5/01 神奈川芸術劇場(神奈川)
脚本・演出:三谷幸喜
監督:本広克行
出演:小日向文世/段田安則/白井晃/石田ゆり子/シルビア・グラブ/新妻聖子/今井朋彦/小林隆/平岳大/吉田羊/小林勝也/風間杜夫
DVD:11/22発売:PARCO劇場オンラインショップ
DVD:11/22発売:Amazon

あらすじ
1941年秋、ベルリンの夜。
パウル・ヨゼフ・ゲッベルスは、ベルリン郊外にある別荘に映画関係者を集めて、ホーム・パーティを開こうとしていた。
ゲッベルスは、ヒトラー内閣がプロパガンダのために作った宣伝省の初代宣伝大臣。
彼には映画、音楽、絵画、演劇、ラジオ、新聞など、すべての芸術とメディアを監視、検閲する権利を与えられている。
第三帝国の宣伝者として辣腕を振るう彼は、無類の映画好きでもあった。愛する作品は『風と共に去りぬ』。
すべての芸術とメディアを掌握するゲッベルスは、当時のドイツ映画界における紛れもない「神」。
映画人にとっては、彼に気に入られることが映画を作り続けるための絶対条件なのだった。
権力と結託して作品を量産する俗物映画監督。ナチスの庇護を受ける伝説の名優。ナチスに祭り上げられた若き女性監督。国民からの人気を武器に毅然と立ち向かう劇作家。そしてゲッベルスのご機嫌取りだけに命を賭ける俳優たち。
パーティに集まった面々に向かって、ゲッベルスは彼らを集めた本当の理由を話し始める。
彼は最高のスタッフとキャストを使って、自分が理想とする映画を作ろうと考えていたのだ。
アメリカ人が作った『風と共に去りぬ』を超える映画を。
全ドイツ国民が誇りに思う「国民の映画」を。
発表に驚き、「国民の映画」に関わることを熱望する映画人たち。
しかしその陰で、止めようのない歴史の歯車が、静かに回ろうとしていた―――。

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「三谷幸喜「国民の映画」が本広克行監督で映像化・DVD発売」奥付

  • Posted : 2011年10月 3日 16:27
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